内容説明
『一日一回宝箱の鍵を開けられる』というハズレスキル【開錠(アンロック)】しか持たない冒険者ロッド。馬鹿にされながらも夢を叶えるため迷宮へ潜るが、転移罠により最下層へと飛ばされてしまう。
しかし最下層で彼を待っていたのは、迷宮神との出会いだった!
同時にロッドのハズレスキルがバグった結果、『迷宮の隠し扉を開けてショートカット』『スキルツリーの制限解除であらゆるスキルが入手可能』などというチート級能力へと進化して――!?
最強スキルにバグった【開錠】で最速迷宮攻略、堂々スタート!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
ハズレスキル【開錠】しか持たない冒険者ロッド。夢を叶えるために迷宮に潜る彼が騙されて転移罠により最下層へと飛ばされ、そこで迷宮神に出会うファンタジー。解散寸前だった憧れのギルド【勇なる御手】復活のため、馬鹿にされながらも迷宮へ潜るロッドが直面する悪意。しかし最下層で迷宮神ラヴィに出会い、受け継いだ能力を工夫して上手く活用する術を見出したことで飛躍的に強くなり、レイナとともに迷宮攻略に挑む展開で、明らかになっていく様々な過去に対する因縁も彼ららしい決着で、新たな希望を感じさせる結末がなかなか印象的でしたね。2024/06/27
真白優樹
11
神が創った五大迷宮が存在する異世界で、一日一回宝箱を開けれるだけのスキルしか持たぬ少年が、迷宮神に出会い始まる物語。―――開き拓く、そこにあるのは無限の力。 神から使命を託され、託された力で自分だけの戦い方を切り開く。きちんと制限があるからこそただ無双ではない、王道に骨太なファンタジーの面白さが楽しめる物語である。道のりはまだ始まったばかり、迷宮もまだ始まったばかり。まだまだ道程は遠すぎる中、少年は託された使命を果たすことはできるのだろうか。 次の迷宮に待つものは。 次巻も勿論楽しみである。2024/07/01
色素薄い系
5
レビュアープログラムより。思ったよりは楽しめた。多分主人公が自分の頭使いつつコツコツ頑張って強くなっていくからだと思う。あとは極めれば最強になれるけど簡単にそこには到達出来ないストッパー要素があるからかなぁ。レイナの父親の死に関してもまだ謎があるし次回からはパーティメンバーが増えて賑やかになりそうな予感。2024/06/20
史
3
スキル・ステータス系ダンジョンもの。タイトル通りチート的な要素もあり。だけどもこの感じなら別に早急な強さは必要ない気もする。なんというか、ゲームのノベライズみたいな雰囲気で、どうにもダイジェスト気味。それがテンポの良さに繋がってはいるけれども、数多くある作品の一つの粋を超えられているかと言われたらうーむ。なんとも。2024/09/04