内容説明
明の海賊と日本人の間に生まれた少年は海へ――。
「国性爺合戦(こくせいやかっせん)」のモデル・鄭成功を描く
闘いと冒険の物語。
鎖国時代の平戸。孤独な少年・福松を迎えに来た母は、
台湾を根城にする大海賊の頭だった――
明に渡った福松はやがて鄭成功となり、清と闘う道を選ぶ。
日本と中国の血を持つ男が台湾の民族的英雄に、
後に「国性爺合戦」主人公として江戸の人々を熱狂させる。
生きる場所を求め闘う魂を描く大スペクタクル長編!
解説=仲野徹
※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Y.yamabuki
18
中国人を父に、日本人を母に持ち、後に「国性爺合戦」の主人公となる鄭成功を、幼少期から描いたスケールの大きな物語。詳しくないので、どこまでが史実なのか分からないが、彼のストーリーもしっかり描かれていて面白い。どうしてそこまでして、戦うのか?母とのこと、弟、幼馴染みとの関わりが、時には切ない。2025/02/20
こうちゃん
10
そうかぁ、台湾にはこんな歴史があったのか。浄瑠璃や歌舞伎にはどうも足が向かず、国性翁合戦に触れる機会がなかったのである意味、新鮮でした。 読み出しは『お?『村上海賊の娘』に触発されたか?」と思ったけれど、初めだけであとはそうでもなかった。 もう少し長くても良かったかな。 それぞれキャラが立ってたので、色々な伏線を蒔いて欲しかったかな。 読み物としては、面白かったです。2025/09/19
coldsurgeon
10
江戸時代初期、日本に生まれ、明の時代に南京、福健で活躍した鄭成功が、いかに生きたか、いかに生きざるを得なかったかを描く。主人公の想いは、家族や周りの仲間に支えられ、時として裏切られ、達することが出来なかったことが多かったが、後の世に何かを残した。いかなる経緯で浄瑠璃「国姓爺合戦」が、その後の日本で生み出されたのか。人は本来まとまるものではないもの、離合集散を繰り返し、生きていく。2024/06/30
てぃと
7
清やオランダに抗った中華の英雄として、そして浄瑠璃の国姓爺合戦の主人公として有名な鄭成功。日本名「田川福松」、日本人の母を持ち日本で生まれ、海賊の家系ながら国姓爺と呼ばれた彼の生涯と生き様を見事に描いた作品でした。以前読んだ小説「琉球の風」にも彼は登場していて、今回本書を読んで当時の東アジアのダイナミックな歴史の流れの中心いた人物であることを改めて認識。海賊として生きた母や、二人の幼馴染との絆が物語に深みを添えていましたね。お勧め本です。2024/08/08
Nobuko
7
国姓爺合戦につながるんですね 海賊のお話で終わるわけじゃなかった 2024/06/27
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