内容説明
未来の「星間旅行」はどのようなものとなるのか?
光子ロケットや静電セイル、反物質駆動、ワープ航法など、
NASAテクノロジストの物理学者が本気で考えた宇宙トラベルガイド。
想像以上に困難だが、想像すれば実現できる。
宇宙のスケールの大きさや、人類の叡智に圧倒させられる、ワクワク感あふれる全人類待望の書。
「素敵な星間旅行へと誘い、物理学やエンジニアリングについて多くのことを教えてくれる」
――マーティン・リース(宇宙物理学者、『私たちが、地球に住めなくなる前に』著者)
「星空が以前とはまったく違ったものに見えるだろう」
――ミチオ・カク(理論物理学者、『神の方程式』著者)
目次
序文
はじめに
第1章 宇宙はどんなところで、何があるのか?
第2章 宇宙探査の試みと課題
第3章 星間旅行の難しさと、それでも挑戦すべき理由
第4章 旅行するのは、ロボット? 人間? その両方?
第5章 ロケットで行く
第6章 光で行く
第7章 星間宇宙船の設計
第8章 科学についての無茶な憶測とSF
エピローグ
謝辞
図版一覧
略語一覧
用語解説
参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
183
1977年に打ち上げられたボイジャー1号の速度で、約4.2光年離れた最も近い恒星プロクシマ·ケンタウリに辿り着くまでに約7万年かかる。ということで、宇宙は想像を絶するほど大きい。さらに推進力、電源の確保、放射線被爆対策、水·酸素·食糧問題など課題は多い。それでも、ツィオルコフスキーのロケット方程式やアルクビエレのワープ航法など、知的好奇心を刺激されるし、SF映画の現実性を物理学者である作者が解説するのも興味深い。2024/07/30
はやたろう
19
タイトルを見て読み始めたが、内容が高度過ぎて飛ばし読み。想像通り人類が遠い宇宙に行くにはほぼ無理と思われる課題がいくつもあり、長〜い時間がまずもって必要だと。長〜い時間をかけて一歩ずつ。それで仮に行けたとしても、行った先に何があるかも分からない所を目指していくかしかないんかな。まあその頃には、分かって目指す時代も来るかもしれない。人類が地球に存在するうちに達成できるかは疑問。2024/07/24
わたなべよしお
16
割とテキトーのようだけど、結構、真面目に別の恒星への旅について書いた本。と言っても、恒星間航行なんて夢のまた夢だということがよく分かる本でもある。どうでしょう、500年後なら、何とかなりそうになっているかなぁ。そんな感じです。だって、恒星間宇宙船の推進方法さえ何がいいのか、分かってないのだから。それとも、まあ、ありがちではあるんだけど、著者が時々、自分の経歴をひけらかすのも、ちょっとウザかったかな。2025/03/29
とも
12
タイトルの通り、宇宙のどこまで旅できるかを真剣に書いた本。推進力が一番大きなところだが、それ以外にも時間、船内の電源、通信、システムなどなどについて書かれてる。著者は相当なSF好き。なのでSF者が期待する名前がバシバシ出てくる。面白い。2024/12/30
りょうけん
8
<識> またもや本の題名に惹かれて手に取った一冊であるが,中身は似非SFファンで偽科学者気取りの僕にとってとても興味深いものであった。今回の感想は【ネタバレを一切気にせず】,本文中の気になる記述をこれでもかと云う程に抜き書き等して僕の意見/考えを書き添えさせて頂きます。中身のほとんどは科学分野ゆえ 文学者であろう読書諸兄姉には凄く退屈だと思うので読まんでも良いです(笑) あ,いつも誰も呼んでないか(更に(笑)うw) 2024/07/23
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