内容説明
新潟成南高校野球部員を乗せたバスが高速道路で横転。エース里田は軽傷で済んだが、部員の半数が重傷を負った。
一方、強豪・鳥屋野高校野球部では監督のパワハラが発覚。部員が激減し廃部の危機に。
キャプテンの尾沢は、中学でバッテリーを組んでいた里田に、両校で「連合チーム」を結成し、夏の県予選を勝ち抜いて甲子園を目指そうと持ちかける……
窮地に立つ2校の野球部が、ひとつになって夢の舞台を目指す姿を描いた胸熱の野球小説、待望の文庫化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
171
方や交通事故、方や監督のパワハラ問題。部員が減った新潟の両校が紆余曲折の末に連合チームとなる。連合のキャプテンとなった尾沢が、一枚岩といかない連合チームをまとめていく。チーム内がバラバラ、外からの圧力、ネットでの誹謗中傷と、困難が多い中、夏の甲子園を目指して、頑張る連合チームの選手達に胸が熱くなる。予選大会の精巧な過程、熱い試合の展開は、さすが堂場瞬一さん。いつか連合チームが甲子園に出場して、旋風を起こすのを見てみたいと思わせる筆力は見事で、堂場瞬一さんのスポーツ小説は面白すぎる。2024/07/18
ポチ
44
部員が足らなくて試合が出来ない、夏の大会にも出られない、そんな球児のための救済処置が連合。練習環境や場所など大変だろうけど、勝ち進み甲子園で躍動感溢れる姿を見てみたい。この作品のような事も起こり得ますね。2025/01/28
Nazolove
14
刑事ものや事件ものばかりだったのでたまには青春物を楽しませていただいた。 野球自体は私もそこまで興味持ってみてないけど、なかなかお互いがお互い大変な中で戦ってるスポーツものだったな、と思った。 大人がどうこうもめて肝心の高校生たちがこうやって夢を取られる、というのは世の常なんだな、と思った。 私自身はこういった子たちが頑張ろうとしてるのは何とか応援してあげて実現させてあげるようにしたいなと思った。 文章で見てるとよくわからなくなるので改めて野球自体を学んで、楽しく観れたらいいな、と思える作品だった。2026/05/19
いっこう
14
表紙買いしたけど、ページ数の割には話が広がらなかったかな。高校生らしくないお話でしたねー。連合チーム、高校野球、新潟。2025/02/17
moimoi
7
年寄り臭い感想だが、若者の情熱、ひたむきさ、青臭さは素晴らしい。応援団、ブラバン、選手が一丸となるシーンでは目頭が熱くなった。試合のシーンは淡々とした描写だが手に汗握る。決勝まで進み、選手はギリギリで疲労困憊&満身創痍。その状況でよくあの結果を残したなと思うが、小説なので読み終わりは爽快だ。 人数が足りないから、合同チームを組む。最近では珍しくない話だ。しかし合同チームの限界があるし、どこかに綻びや隙が生じる。それでも「スポーツをやりたい」「勝ちたい」という少年達の気持ちに、大人たちだって応えたいのだ。2026/01/06




