まじめにエイリアンの姿を想像してみた

個数:1
紙書籍版価格
¥3,080
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

まじめにエイリアンの姿を想像してみた

  • 著者名:アリク・カーシェンバウム/穴水由紀子
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 柏書房(2024/05発売)
  • 寒さに負けない!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~2/15)
  • ポイント 840pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784760155637

ファイル: /

内容説明

エイリアンと聞けば、何を想像するでしょうか。いちばん多いのは映画に出てくる緑色で目の大きなヒト型の生き物という人も多いのでは。そこまで明確でなくても細菌のような微小な生き物ならいるかもねと考えるかもしれません。いずれにしても誰でももしエイリアンに会えたなら、きっとこんな生き物だと想像したことはあるのではないでしょうか。エイリアンはわれわれより科学技術が進んでいて、地球に侵略してくるヤツらだとか、友好的で私たちの未来を明るいものにしてくれるとか、映画でもさまざまな姿が描かれています。
 でも、しょせんは想像の世界と片づけていませんか。もちろん今の私たちが本当にエイリアンに出会える可能性は低いでしょう。人類が無線を使えるようになってから150年もたっていません。つまり、人類がいることをエイリアンが地球からの電波によって知ったとしても、150光年しか離れていない場所にいる場合のみとなります。宇宙の広さからしてもなんと狭い範囲でしょうか。もちろんそこからやってくるにしても、光の速度で150年かかるわけですから、われわれが会えないことは当然といえます。
 本書では、物理学や化学の法則は宇宙でも変わらないことを前提に、生物学の見方を元に、もし生き物が地球外に生まれた場合、液体、気体、固体の中の生活スタイルを考えながら、どのような姿形になるか、どのように行動を選ぶか、どのように発展をしていくかを、進化論やゲーム理論をベースにして、地球の動物たちの進化の過程を参考に、エイリアンにもあてはめて考えてみた結果をまとめています。
 エイリアンを考えることは、結果としてわれわれ地球上の動物とは何かを考えることにもつながっていることも明らかにしていきます。

目次

第1章 はじめに
第2章 形態vs機能──すべての惑星に共通するものとは?
第3章 動物とは何か、地球外生命体とは何か
第4章 運動──宇宙を走り、滑空する
第5章 コミュニケーションのチャネル
第6章 知能(それが何であれ)
第7章 社会性──協力、競争、ティータイム
第8章 情報──太古からある商品
第9章 言語──唯一無二のスキル
第10章 人工知能──宇宙はロボットだらけ?
第11章 私たちが知る人間性
第12章 エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

73
な、なんと!動物学者によるエイリアン検討本。 想像上のエイリアンと違い、真面目にエイリアンを考える上で基本的に重要なのは形態・機能を区別することで他の惑星でも形態より機能の原理が適用される等という論理的な話が理解しやすく展開されてる。社会性という章ではハイラックスやミーアキャットなどの見張り役としての行動が動物の利他的な進化として取り上げられ、他の惑星では見られないのだろうかと言っている。2025/02/09

夜長月🌙

71
全宇宙に共通する普遍的な法則に生命は従うことからある程度エイリアンの実態は推測できます。エイリアンの外見を予想するのではなく、文明を持つほどの生命体であれば進化論やジョン・ナッシュのゲーム理論に沿っているはずであることが根拠となります。どの惑星も大きな環境変化がありうるのでランダムな突然変異による進化は必須かつ不可欠なものです。2024/08/08

towerofthesun

6
宇宙のどこかに生命体がいるとしたら、どのように発生しどのように進化を遂げているのか? 地球上の生命の歴史から敷衍して考える知的探究。「みなさんは、本書は地球外生命体についてのみ書かれた本だと思っていたかもしれないが、実際には生命一般、つまり最も基本的な意味におけるあらゆる生命に関する本であり、ほかの惑星の生命に負けず劣らず、地球の生命について扱っている。どこかの惑星に生息しうる生物のカタログではなく、生命とは何なのか、なぜ存在するのか、ほかのあらゆる生命と共通するものは何か、を理解するための本だ。」2024/12/04

yo_c1973111

4
地球外生命があるとして(有無の検討は本書の範疇外)、有り様を検討する。検討材料は地球の生命のみで進化のプロセスは概ね科学的に定説化してます。つまり、自然選択と変化要因は突然変異のみであるということ。ただし分子構成など環境の違いは推定できないので「姿」を確定することはできません。ヒトとその他生命の進化を深く見直すことで、改めてその価値とヒトとその他生命の違い、あるいは共通点を再考・認識させてくれる良著です。論考、執筆も丁寧で信頼感がわきます。未解決なのは“言語”がどのように生まれたのか?興味深い分野です。2025/02/07

qls

4
5 動物の機能と行動の進化について包括的に論じながら、地球外生物が持ちうる形質について考察する内容。2024年ベスト5に入る良著だった。 巻末の推薦図書もありがたい。 形態よりも機能を重視すると本文中で明言されているのに、このような邦題をつけるのはおかしい。出版社のTwitterでも、「エイリアンの姿を物理的・科学的に想像する新感覚エッセイ★」と紹介されていてため息しか出なかった。原題そのまま『動物学者の銀河案内』とかじゃ売れないのかね。2024/11/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21886249
  • ご注意事項

最近チェックした商品