内容説明
脳梗塞を発症し、高次脳機能障害の診断を受けてから八年――著者が自身の発症からこれまでの経過を辿り、長年この領域を見続けてきた心理士と対話する中で見えてきたのは、症状そのものだけではなく、症状に伴う当事者の不自由感、心理面を重視した支援について考えることだ。
障害理解と対策・工夫にたどり着くまでの著者ならではの思考、多くの当事者たちと交流する中で発見した視点が、見えづらい障害の輪郭を浮かび上がらせる、対人援助職や当事者・家族も必読の高次脳機能障害支援論・到達点。
目次
はじめに
I 当事者の心理を知る
対談の前に――発症後の心理的推移
1 情報処理速度の低下
2 注意障害
3 情動の脱抑制
4 記憶力の低下
5 易疲労
II 不自由な脳は続く
6 障害を理解する
7 症状の回復について
8 当事者の個人的要因
9 高次脳機能障害支援の最前線
感想・レビュー
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