AI覇権 4つの戦場

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AI覇権 4つの戦場

  • ISBN:9784152103345

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内容説明

AI時代の世界覇権の行方を左右するもの、それはデータ、計算、人材、機構の4つの戦場だーー。前著『無人の兵団』でロボット兵器の実態をスクープした著者が、「知能」を持つ自律兵器やサイバー戦など、戦略資源としてのAIをめぐる暗闘の実情を炙り出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョンノレン

59
軍事や国内秩序維持に焦点を当てたAI活用の最前線がテーマ。前捌きで世界のAI開発に関わる産業構造についてしっかりお復習いした上で、巨大テックからスタートアップに至るまで政府や国防総省との関わりの微妙な側面や巨大市場としての中国を意識し悩ましく揺れる姿なども実例で浮き彫りに。また国防総省の未だ手探りのAI導入体制も。現段階では米中のテック総合力は米国優位であるが、高度な教育研究を経た人材の環流やリクルートに積極的な中国は軍事では一枚岩。対照的にステークホルダーを含め種々の葛藤を許容する米国は気を許せない。2024/11/16

鮫島英一

18
米国防総省の人が最前線を語る本作は身震いすら覚える。AIなんて嫌いだ!無意味だ!無機質だ!と主張する人も迫りくる現実からは避けられない。導き出される回答の論理はブラックボックスで、何故そうなるのかは造った人や企業すら知らないらしい。理由を知らなければ進歩や改善は停滞してしまう。とはいえAIには弱点が多くあり専門性を突き詰めた領域以外では脆さをみせる。AI研究において重要なのは膨大なデータだが、重要なのは数ではなく多様さであり、多様さは独裁国家が最も苦手な領域。その意味では人の未来に光があるともいえるだろう2026/05/03

Isamash

17
2024年5月出版の訳本で、元レインジャー部隊員でシンクタンク新アメリカ安全保障センター研究部長ポール・シャーレによる著書。AIに関する米国国防相の関与史が書かれている。背景に中国の国家的AIの政治軍事利用の強力な推進がかかれており、絶対に負けられないとの強い危機意識は感じられた。中国のウイグル地区での酷い弾圧にAI技術が大いに絡んでいるとの描写に驚かされた。AI軍事利用には危険性も具確実性も孕むが、自由と民主主義の敵との開発戦争の中で、そんなことは言っていられないとの認識で、説得力も感じさせられた。2026/03/21

スプリント

12
ページ数がかなりありますが 章ごとのページは少ないのでサクサク読める。 AI覇権が争われている4つの戦場と今後の動向について知ることができる。2025/11/29

静岡茶

8
著者は元米国陸軍で自立型兵器開発に携わった方。米軍とAIベンチャー企業AIの連携や、軍事転用の難しさ、課題がよくわかった。初めて戦車が配備されたソンムの戦いを引き合いに、AIが現代戦をどのように変えるのか。イラク戦争のような一方的な戦果になるのか、はたまたAIが戦争の費用対効果を算出し戦争を人間が諦めるようになり、戦争行為そのものが消えるのか答えは出ないが、いまから想像しておくべき事だろうと感じた。2024/08/18

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