抗う練習

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抗う練習

  • 著者名:印南敦史
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  • 特価 ¥825(本体¥750)
  • フォレスト出版(2024/05発売)
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  • ISBN:9784866802657

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内容説明

■まともに抗うのが難しい時代にどう、抗うべきか。

これまで、時代の節々に、ひとびとは「抵抗」してきた。

権力に抗う。
差別に抗う。
偏見に抗う。

でも、いつしか「抗うなんて、かっこ悪い」という時代になった気がする。

「失われた30年」を他人事のように眺めながら
「常識」「ふつう」「みんな」という名の同調圧力に屈する。

本書は「抵抗することを忘れてしまった時代」に生きる我々に
「自分らしく生きていくために抗う術」を伝える。

■22年前の死刑判決。
そして「抗う」ことの意義。
1998年(平成10年)7月25日に起きた、
そののち「和歌山カレー事件」として知られる事件がある。

和歌山県和歌山市園部地区で開催された
夏祭りの会場で提供されたカレーを食べた67人が
吐き気や腹痛を訴えて病院に搬送され
4人が死亡した事件だ。

当初は食中毒だと思われていたものの、
そののちの調査で毒物のヒ素が混入されていたことが判明。

事件から数か月後の10月4日に
元保険外交員・主婦の林眞須美氏が
夫の林健治氏とともに逮捕された。

保険金詐欺の犯歴を理由に逮捕され、
その後、殺人及び殺人未遂容疑で再逮捕、起訴。
眞須美氏は一貫して容疑を否認しているが
2002年12月11日に和歌山裁判所で死刑が言い渡された。

■いま、この瞬間も抗い続ける
あの人に話を聴きに行った。
ところが、この事件に関する裁判には
大きな問題があることが、
のちの検証により明らかとなってきた。

疑念点1:
直接証拠がなく、状況証拠の積み重ねだけで有罪となっている点。

疑念点2:
そもそも犯行動機が不明瞭。

つまり、冤罪の可能性がきわめて高く、
死刑が確定した林眞須美氏は
いまなお無罪を主張し続けている。

一方、林夫妻のもとに生まれた4人の子どもたちは
その後、児童養護施設で壮絶ないじめを受け、結果的に離散。
長女は2021年6月9日に自死した。

そんななか、事件当時11歳だった長男だけが
職場や友人に身分を隠しながら、
無実を訴え続ける母親と面会を続けている。

そんな彼の「抗い続けるさま」を克明に描写すべく
彼の地元である和歌山まで足を運び
ロングインタビューを決行することとなった。

本書の後半は、その貴重な記録である。

■本書の章立て
第1章 いつも、抗ってきた。
第2章 抗う作法
第3章 ささやかな「抗い」のプロセス
第4章 僕が伝えたい「抗う人」たち
第5章 いまここで抗い続ける人の声を聴く――林眞須美死刑囚の長男との対話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

2
いまある状況←別の角度から見てみる いまの自分を客観的に判断 問題をなかったことにしない いま足りないものを探す 手に入れるべきものに対して貪欲に 自分のために貪欲になる姿勢が大切 言い訳は人生にリスクを生む 怒りをポジティブに活用 イアン・デューリー:俺の本を読むことはできない 悲観的になる→ろくなことがない→冷静になる なるようになる・なるようにしかならない 苦しんでも楽しんでも結果はひとつ ゴールへのプロセスこそが抗う意味2024/06/17

Go Extreme

1
https://claude.ai/public/artifacts/51bbf2e0-b363-42a6-9cd1-b6bc13ca1b5e 2025/06/15

にしきたまご

0
インタビューの冒頭まで読んだ 抗う方法論ではなく自分は抗ってていい感じだからみんなも抗っていこうぜって感じの本?自伝って思ったほうがよさそう、うまくいってよかったですねって感じ この本をうまく呑み込めないことが今抗えてないってことなのかな?2024/12/22

Noy

0
対談部分だけ先に読んだ。前半もまた読む。2024/08/13

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