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内容説明
今も昔も変わらず、上司が「部下は何を考えているか分からない」という悩みがあるものです。
数年前から、職場における「Z世代」と「上司」のコミュニケーションの問題は顕著になりました。
上司の皆さん、この問題を自分事としてうけとめ、セミナーを受講したり、書籍を購入したりして若者の性質を学んでいらっしゃいます。
にもかかわらず、そんな上司の想いが空回りしているのです。
「これだからオジサンはわかっていない」と若者に呆れられることもしばしば。そのうち「この人には何を言っても無駄」と、勝手に悟っていきます。
上司は「呆れられている」ことに気付いてはいるものの、「これ以上どうしろっていうんだ…」状態。最終的には「自分は頑張っているのに彼らはすぐ辞めてしまう」→「これだから最近の若者は!」という思考に陥ります。
これではいつまでたっても二者間の関係は良くなっていきません。
本書ではこの「あの人に言っても無駄」という状態に陥ってしまった上司のことをわかりやすく「嫌われる上司」と呼んでいきます。 「Z世代」とはどんな考えを持っているのか?
嫌われる上司とはどんな人か?
嫌われないためにはどうしたらいいのか?
そんな上司のお悩みにお答えする一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
24
☆☆☆★Z世代は不安を感じるが故、自立への欲求、成長の機会を求め、自己実現や安定を強く望む、故にこの会社で成長できないと思うと辞めていく。彼らは意味のない仕事は成長する機会を奪うものと思う。上司と部下、異なる強みを持つ同士が相互補完する。上司世代は変化への耐性を高めておく。自分の求める事を伝えずに勝手に期待し、その通りにならないと叱るのはお門違い。目的達成の為のプロセスのアドバイスが大事。都合が悪くなると別の論点にすり替えるのは×。人は同じ不完全さや弱点を持っている相手と心を通わせる。2024/06/16
さも
0
指導やアドバイスへの響く反応が、部下からなかなか得られなくなってきたのは、いつの頃からか。思えば、相談の頻度も人により随分違っている。一方、大丈夫かな、と思う部下が意外な粘り強さを持っていたり、いつも好感触の者があっさり転職したり。自分が若い部下に日頃接する中で、どう捉えられているのか、どう見られているかの答え合わせとして使える本。変えるべきところは柔軟に変えなくては。2025/08/31
kengoshi
0
前提としてこれは対普通の人用の話ではある。だけども、最近普通の人がおらん。中間層が全滅しかかってて極端な奴しかいなくなってるのが原因よな。若い世代は特にピンキリ。世代でくくれんて。正解までのプロセスを理解する気持ちが薄いのは若いが故かな。正解が複数ある、もしくは無いというのを経験すればそういう考えは消える。でもその視点を思い出させてくれたのはありがたい。水平展開というのは考えたことがなかった。仕事は垂直方向の速さがモノサシになりやすかったと思う。でもクリエイティブってのは水平展開だよね。2024/12/06