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内容説明
占領軍、キャノン機関、王貞治、ヴァレンタイン、オリンパス、日産、そして統一教会――政界・財界・スポーツ界の〈異端児〉たちは、日本社会の差別と不正に巻き込まれながらそれを巧みに利用してきた。累計20万部突破『東京アンダーワールド』の著者が半世紀以上追い続けた、この国の〈裏街道〉を余すところなく書き尽くす!
【栄光と破滅の目撃者たち】
◆CIA、自民党、KCIAと統一教会の相思相愛
◆社員を殴って訴えられたタクシー業界の「革命児」
◆480億円相当の仮想通貨を失ったマウントゴックス社
◆緊急手術直前に逮捕された日産役員グレッグ・ケリー
【目次】
まえがき
第一章 キャノン機関:戦後日本のスパイとドラッグ
第二章 金儲けの達人
第三章 詐欺師たち
第四章 王貞治物語
第五章 日本外国特派員協会(FCCJ)
第六章 外国人CEO
第七章 ヴァレンタイン方式
第八章 ビットコイン犯罪
第九章 タクシー男爵
第十章 統一教会と安倍晋三背後の暗黒政治
あとがき
謝 辞
訳者あとがき
参考文献一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
templecity
12
戦後の進駐軍の時から日本は外国からの支配を嫌っている。児玉誉士夫の資金がl岸を支援し、共産化の危機を止めた。GHQも芦田内閣を摘発した。終戦直後は色んな意味で激変していた。王と長嶋は残した成績は王の方が明らかに上田が、王が台湾籍であったことから読売も長嶋を優遇した。外国人監督もきたが、やはり外国人支配を嫌う傾向はあった。日産のゴーンもその流れがあると指摘している。 2024/07/13
hitotak
10
戦後日本の政治、ビジネス、裏社会などに深く入り込んだ外国人達の系譜。戦後の進駐軍と共に日本の潜りこんだスパイ機関や、ヤクザと取引し暴利をむさぼる詐欺師たちの悪行が次々に書かれる。人を信じやすい日本人をだますのは簡単なんだろうな、と読んでいて歯がゆい。日産のゴーン逮捕はアメリカ人の視点で見ると納得できない不当なものであるようだ。島国日本では和を乱すことが一番の問題であり、常に内向き志向であることがよくわかる。最終章は、統一教会が自民党や米韓保守勢力と築いた、親密で強固な関係について書かれている。2024/11/10
TK39
9
戦後あたりは詳しいが、最近?の話題であるオリンパス、日産などは期待はずれ。前の著作の焼き直しっぽい感じです。王さんに関する記述も浅い。。2024/05/25
コウジ
3
やや米国寄りの視線だが、翼賛化した日本のマスコミでは決してかけない戦後史の暗部、CIAやKCIA、右翼と統一教会、自民党との関係を書いていて、興味深かった。また王貞治やヴァレンタイン監督の章、日産ゴーンやMKタクシーの章も面白かった。2024/10/04