内容説明
ついに、その日が来た。子供の頃から待ちわびてきた日が。母が逝った。享年八十七歳。その日が来たら、赤飯炊いて祝ってやろうとか、喜びの感情が出てくるのかと思っていたが、そうでもなく、何かこれからのことを考えると不安な重苦しい気持ちがあった。しかし、「もうこれで終わり。解放される。やっと終わった」という気持ちが大きかった。(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
火曜日のピアノ
5
タイトルにギョッとして手に取った本。機能不全過程で育った女性が、タイトル通り自分を取り戻す記録。親から虐待を受けて育った子は、自己愛の低さからモラハラ男とマッチしやすく、ずっとしいたげられ続ける...というイメージがあるので、良き夫(と義母)と巡り会えたことはとてもよかったなと思う。憎き親なのに亡き後の諸々を確り行っていて、偉いな~と思った。2024/08/15
ねこぽん
0
私も親に執着された人生だったので、著者と重なるところがありました。そのなかでも、著者の方が不幸と思えるところ、逆に著者より自分の方が不幸だなぁ、と思える部分などがあり、様々なことを感じました。2025/07/16
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