内容説明
世界中を旅してきた著者が旅先から持ち帰ったモノや道具を一堂に集めた一冊。フランスのフライパン、パタゴニアのカンナ、アムチトカ島のナイフ、南米の飾り馬とホルスタイン、世界各地の道で拾った石ころ、アメリカ西海岸のなめくじ人形など、何の役にも立たないが、なぜか気になって手放せない愛しきガラクタたちを、旅のエピソードとともに紹介。椎名誠ならではのユニークな旅の流儀が見えてくる。作家生活45周年を迎える著者初の「モノ雑文集」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
84
著者が世界を旅をしたときに買ったお土産と、その時に出会った出来事をまとめた本。いつもながら面白い話だが、他の著書でも紹介されているのも多い。でも肩のこらない話ばかりなので面白い。2024/05/01
けんとまん1007
52
なんだろなあ~というコレクションが、何とも言えない味わいあって楽しい。シーナ的な旅での出会い故だろう。旅に出ると、何かを買ってみたくなるのは、同じなのだが、こういう路線もありだなと思う。それを見たり、手に取ったりすると、想い出すんだよなあ。2023/12/31
tetsubun1000mg
17
シーナ氏が仙台で実施された「椎名誠展示会」を機会に屋根裏部屋のあれこれを引っぱり出してきたものの思い出が出てくる出てくる。 最近はシーナ氏の文章も枯れてきたかなという本も出てきていたが、70代後半だから仕方ないよなあと思っていた。 この本はシベリアやチリ、ブラジルなど旅行というより探検しに行った際の土産物と金物屋で買ってきた道具の写真と探検の思い出が語られていて大変面白い。 シーナさんでないと書けない体験や道具を見つけたいきさつや土地の気候や虫、動物の話がぞわぞわしてくる。 久しぶりにシーナ氏らしい本。2024/05/09
りょうけん
16
<起> 写真が沢山載ってるエッセイ本だ。版型も小さく(文庫よりちょっと大きい程度),薄いし(140ページくらい),どちらかというと子供向けの本の様でもある。もしかすると児童書かもしれない。いやキット児童書だ・・・と思ったら全然違った(笑)。本の値段も結構高めの設定だし。これは大人向けの立派な でもとても可愛い本 だったのだ! 2024/03/15
ぽけっとももんが
14
旅先で妙なものを買ってしまう気持ちはよくわかる。机に並べられるような動物はいいなぁ、と思うけれどもいやいやこれは椎名氏だからいいのであって、素人が持ち帰って並べても埃かぶるだけの危険物である。動物どころか鉈や包丁に至っては、どうやって持ち帰ったんだろう。お土産に関してはプロが見せてくれるものをありがたく拝見するのがよろしいな。さて文中に出てきたモンゴルのキャンプ、わたしも行った。映画のポスター貼ってありましたよ。2024/01/07
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