わたしの旅ブックス<br> 旅する桃源郷

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わたしの旅ブックス
旅する桃源郷

  • 著者名:下川裕治【著】
  • 価格 ¥1,237(本体¥1,125)
  • 産業編集センター(2024/04発売)
  • 晩夏の特別企画★Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍(~9/1)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784863113701

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内容説明

ラオスのルアンパバーン、パキスタンのフンザ、ウズベキスタンのサマルカンド、日本の多良間島、チベットのラサ、そして著者の故郷である長野県安曇野。自分にとってそれらの地がなぜ桃源郷なのか、自らの人生を重ねながら、その理由を紡いだ珠玉の紀行エッセイ集。

旅の桃源郷は人によって違うが、そこに至るプロセスは酷似している。それぞれの桃源郷をみつけてほしい――と著者は読者に問いかける。忘れかけていた旅の魅力と力を改めて思い起こさせてくれる一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

piro

37
旅行作家と言う職業を長年続けて来た下川さんが「桃源郷」と評する地の数々。思い出も交えて語られる土地の魅力に、訪れた事の無い私も惹きつけられました。いつもの(?)過酷な旅のさなか、ホッと息を抜く事ができる土地なのでしょう。ラオス・ルアンパバーンの静けさ、ウズベキスタン・サマルカンドの青に特に心惹かれます。サハリン・スタロドゥプスコエ(栄浜) で宮沢賢治に思いを馳せるのも良い。70歳に手が届く年齢、そしてコロナ禍を経て、下川さんの旅への想いも変わって来た様に感じました。2024/04/29

雲をみるひと

18
貧乏旅行で有名な作者が、コロナ禍時に出版した本。回想が多いのは時勢柄もあるが、作者が年齢を重ねたからかもしれない。それもあり最新のトピックであってもどこかで聞いた話という印象を持ってしまう。筆力は健在なのだが… 2024/07/25

おいしゃん

17
【2024-26】ディープな旅人の目から見た、アジアの桃源郷と思える場所にまつわるエッセイ。ここで桃源郷と紹介されたラオスやベトナムも、たまたま同日に見た脱北者の映画では、全く気が抜けない国と描かれており、立場によって居心地は全く違うことを実感。2024/02/16

Minamihama

15
「桃源郷」という言葉は、陶淵明の短編小説の中に初めて出てきました。 この物語は、桃の木の森に船で入った後に村を発見した漁師の話でした。 同様の物語がジェームズ・ヒルトンによって「失われた地平線」というタイトルで書かれました。 それらには共通のルールがあり、一度シャングリラを出た旅行者は理想の村を再び訪れることはできないという。 もう一つのルールは、「そこに永遠に住んではいけない」ということです。 2024/05/21

カツ

8
雑誌連載をまとめた本。そのせいか一つ一つの話はそれなりに面白いのだが、どうもまとまりが無い感じでイマイチでした。やはり下川さんはエッセイより紀行物の方が良いと再認識。驚いたのは30年以上前からバングラデシュの小学校運営に携わっていたという事。行きがかり上の事とはいえ凄いな。2024/01/06

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