内容説明
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東日本大震災以降、陸前高田市を中心に被災地を記録し続けているフォトジャーナリストの安田菜津紀さんが手がけた、自身初のノンフィクション写真絵本。津波で一度は海に出るのをやめた漁師が再び海に出るまでの葛藤、そして海の恵みを受けて息を吹き返していく集落の姿を、温かみのある文と写真で丹念に描きだします。対象年齢は高学年以上ですが、子どもにはもちろん、大人にも読んでほしい一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗
68
思い出したくないけど忘れたくない東日本大震災。みんな本当に辛かったね。津波に飲まれた陸前高田市(ロッテ佐々木朗希様の出身市。彼もご家族をこの震災で亡くされています)漁船が流されもう漁を諦めかけていたおじいちゃんだが、孫の修吉くんに「もう一度おじいちゃんの白い魚が食べたい」という言葉を胸に再び海へ!!!午前2時には出かける。修吉くんもちゃんと手伝っている。海に酷い目に遭っても彼らは海を恨まず愛し続けている。2023/07/20
てんちゃん
41
『津波によって一度は海に出るのをやめた漁師が、孫の言葉をきっかけに再び海に出る物語。 自然の脅威と恩恵の両面を受け入れて、震災から立ち上がろうとする人々の姿を生き生きと描きだします。』読メのあらすじがよく書けているので、そのまま引用しちゃいました_(^^;)ゞ写真絵本なので、読みやすいです。良書です。オススメ。2017/03/01
たまきら
27
大人のかたくなな心を動かしてくれるのは幼い心なのかもしれないなあ…と読みながら思いました。そして、子供の思いをきちんと受け止めることができる深い心を持った大人たち。地域の力…胸がいっぱいになりました。写真も素晴らしいです。2020/12/19
けんとまん1007
26
子どもたちの持つ力は、素晴らしいものがある。そして、それは、未来への希望にもつながる。そんなお孫さんの言葉から、この物語は始まる。海に生きる、代々、海と共に生きてきたという事実。海と共にある。そこには、海への畏敬の念もある。人は、こうやって、いろいろなことを乗り越えてきたのだと思うと、思いは拡がる。そんな最初は小さな動きが、やがて、周囲の人々へも広がっていく。誰もが、そんなきっかけを待っているのだろう。それにしても、つぶ貝、美味しいだろうなあ~。2016/04/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
教育出版国語 6年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】 6年生国語科単元『書評を書いてみよう』の選書。読書カードを書いてみようという単元を中学年でやりましたが、今回は書評。ポイントとして【テーマ】【著者の紹介】【作品の背景】【本の内容】【評価】と分けて説明しました。この本のテーマは【平和】東日本大震災によって、海に出なくなった漁師のおじいちゃんは、孫が言ったひと言に漁にでることに…。2020/12/02
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