内容説明
5分で読めて、あっと驚き、わっと泣ける。
「生まれはここ湘南なのですが、父の仕事の都合で三歳からおとぎ話の世界に住んでいました」おとぎ話の世界からやってきたと語る転校生、その正体とは?(「湘南生まれ、おとぎ話育ち」)
「彼氏の高校時代の初恋を摘出して欲しいんですが、保険ってききます?」結婚を前にし、初恋の思い出を忘れるため病院にやってきたカップルに待ち受ける、まさかの結末とは?(「初恋摘出手術」)
大人気ショートショート集『余命3000文字』の著者が贈る、涙と笑いと、あっと驚くどんでん返し。通勤・朝読・就寝前、すきま読書を彩る作品集。待望のシリーズ第4弾。書き下ろしを含む全24編を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
255
表題作から始まる24遍のショートショート。目次の前に表題作を持ってくるのが羯諦さんの流儀なんすかね。物語が始まってからオープニング曲が続く様な構成が良いね。例えば映画『魔女の宅急便』の様な。個人的に羯諦さんは『余命3000文字』次いでの2冊目。『余命〜〜』は融通無碍な展開が斬新な風合いを感じました。しかし、心境の変化か周囲からの声が影響してか作風が変わってしまった印象を持つものもありました。でも荒唐無稽なお話は、理解が及ばなくてポカーンとなる事があったとしても、嵌った時には唯一無二な感じがしますよね。2024/10/31
ベローチェのひととき
16
本屋さんを物色していて手に取った本。帯紹介に「5分で読めて、あっと驚き、わっと泣ける」と紹介されていたので読んでみようと思った。24編からなるショートストーリー集。紹介されている様な泣ける内容の物語はなかった。だけど、それぞれの物語の発想がとても奇抜だったので大変面白かったです。通勤時に読むのに最適だと思います。2024/06/09
アリス
13
ファンタジー系短編集。面白くて読みやすい。2024/11/11
ハルキ
6
村崎羯諦さん4作品目。 毎度の事ながら、内容ぶっ飛んでるのに読みやすく、それでいてしっかりと面白い。 「湘南生まれ、おとぎ話育ち」「五年便秘」「人間怖い」「世界は今日も順調です」「生まれつき写真には写らない体質」が特に好きだった。2024/09/23
KDS
6
シリーズ第四弾。ホラーテイストな「食べてもいい友達、食べちゃダメな友達」「神様の代理人」、 しんみりとした感動作「月の墓守」、SF完全犯罪ミステリ「生まれつき写真には写らない体質」などのバラエティにとんだジャンルの作品集。皮肉めいたオチが笑える星新一ショートショートを彷彿とさせる「五年便秘」は傑作。どんでん返しを謳うほどあっと驚く結末が待っているものは多くなかったが、今回も楽しめたように思う。どんでん返しのラストが満喫できるものとしては「初恋摘出手術」と「お父さんお母さん観察日記」の二作くらいだったかな。2024/05/18
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