内容説明
春秋時代の魯国、周王朝の復興を唱え、政治へのあくなき情熱とともに理想を追求した人、孔子。その言行録『論語』は、古来、多くの人々に人生の指針を与えてきた。孔子が弟子たちに教えたもの、それは学問、礼の実践、徳の涵養である。中心にあるのは徳であり、わけても「仁」を至上とした。仁とは、日常生活において状況に相応しい価値を適切に選び取れることを指し、それを体得した者が君子となる。本書は、「『論語』をして『論語』を語らしめること」を主眼に置き、何晏、朱子、仁斎、徂徠など、数多の解釈を比較考量。新たな書き下し文と明快な現代語訳、詳細な注と補説を付した決定版訳注書である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
死んだらシリウスへ行きたい
77
だいぶ前に読み終わった本、図書館本だった。論語の注釈本は、いろいろ借りたり読んだりした。中国や周辺の国々に大きな影響を与えた本という意識、孔子自体、自分の理想とする国家を造ろうと奔走した。実際は、全然、そんな状態ではなかったのだろう。古代中国で、実力、武力で国家ができ、その背景となる思想や宗教、哲学がまだできていないかったのに、様々な思想家がいた。その一つで、理想ももって国を統治しようとした政治家そして思想家である。いまの日本でも、一つの生きる道しるべである。またいろいろ読んでみたい。中身は、良識と常識2024/10/13
じぇにぃ
0
「而立とは言うが、よくよく考えるとどういう意味だろう?」と思い軽い気持ちで読み始めたが、長かった…。解釈に大いに依存するとはいえ、孔子も意外と人間味があるんだなと感じた。奢ることなく、かつ悠然と構えること、思いやりを持つことの大事さと難しさを痛感して、日々の生活の中での自分の生き方はどうだろうか、と反省する。一方で、自分の中で指針の一つになりそうな言葉がいくつも見つかり、このタイミングで読めてラッキーだったかも。2025/10/28
summerman
0
古典を読むための本として非常に出来が良いと思います。訳注書の決定版という宣伝文句も決して大仰ではない。ただ肝心のお論語様がね。もうひたすらに空疎。これ何も言ってないのと同じじゃないっすか?より正確には何を言ったことにも出来る、といったところ。ま、そこが魅力なんだろうね。牽強付会の化身たるその有り様がね。時の権威権力からしたらこんなに便利な書物もなかろうて。それだけが今日まで生き延びた理由じゃないの。皮肉にも論語を愛した偉人たちの注釈の数々が証明している。君もこれを読んで虚飾を剥いだ偽名著の真の姿を目撃せよ2024/07/28
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