ディスカヴァーebook選書<br> 地底の大冒険―タケシと影を喰らう龍魔王

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ディスカヴァーebook選書
地底の大冒険―タケシと影を喰らう龍魔王

  • ISBN:9784862611147

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内容説明

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■■バルザック研究の第一人者・私市保彦がおくる、
現代と過去を融合させた冒険ファンタジー■■

つらいイジメに悩んだ過去を今も引きずる高校生・タケシ。あるときから、彼の住む町では<影が薄くなる>という不思議な病が蔓延しはじめる。影が薄くなった人は、しまいには亡くなってしまうのだ。

タケシの妹・マリーは、「豊年満作」を祈願する祭で、金のバチで太鼓を打つ聖女に選ばれていた。ある日突然、金のバチが盗まれ、マリーも姿を消す。実は、これらはすべて、地底の龍魔王の仕業だった。龍魔王は、聖女・マリーに霊力のある金のバチで太鼓を打たせ、地底と地上の世界を悪で支配することを企んでいたのだ。

タケシはマリーを救うため、ふしぎなきっかけで自分と合体した先祖の「三郎蛇」とともに、地底の龍魔王を倒す旅に出ることになる。地底では、霊力をもった鹿族の長老「鹿男」や、三郎の地底での妻の妹「月姫」と出会い、助けられながら龍魔王の潜む地底の奥深い地へ向かうが、途中、龍魔王の手下たちからさまざまに攻撃をうける。
また、龍魔王のせいで大切な資源を失い、災厄に襲われている「桶造りの里」と「紙漉きの里」を訪れ、その被害を目の当たりにして、タケシは怒りを募らせる。

龍魔王のもとへ行くには、三つの厳しい山、「炎の山」、「氷雪の山」、「〈大化け〉の山」を越えねばならなかった。臆病で、自分に自信を持てないタケシだったが、妹・マリーのため、自分を信頼し、助けてくれる地底の人々のため、それぞれの山に挑み、龍魔王に立ち向かうことを決意する――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

菱沼

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現代の子どもたちが登場しているはずなのに、どこか一昔前を思わせる台詞回しと設定。どことなく古風である意味品が良い。「こっちへおいでよ」でなく、「こっちへこないか」というような、本来なら違和感を覚えるはずもないささやかな言い回しに不思議な時間の流れを感じる。物語自体も、古典を題材にとっているためかクラシックとモダンを同時に併せ持っている。『竜の子太郎』のモダンバージョンのような。もっと細部を書き込んでもよかったのではないかとも思える。2016/02/17

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