MF文庫J<br> モーテ ―夢の狭間で泣く天使―

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MF文庫J
モーテ ―夢の狭間で泣く天使―

  • 著者名:縹けいか【著者】/カズキヨネ【イラスト】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • KADOKAWA(2015/12発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040679594

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内容説明

モーテを発症し、荒んでいくアミヤを見かねたダンテはグラティアを脱走する。起こるはずもない奇蹟を信じる彼らだったが、自殺衝動を止められず苦しむアミヤは言った――ダンテに殺してほしい、と。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

θ(シータ)

111
「生きて……いて、欲しいんだ……!アミヤ、お前には……!」………そうか…この結末を選択したのか……もしかしたらこの結末には賛否両論分かれるかもしれない。けど、自分はアミヤとダンテの行く末が決して不幸だったと思わない。それは、『モーテ』という『死』という姿なき概念に向き合い、抗った姿が言葉で表し尽くせない程立派であり何より彼らは幸せだったと思えるからである。そして、この物語を手掛けて下さった縹けいか先生、カズキヨネ先生に感謝を。これからの彼らの未来に多くの幸いがありますように。星5つ【⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️】2016/01/05

まりも

32
奇病モーテに罹った人々のドラマを描いた物語第三弾。モーテを発症したアミアが苦しむ姿を見たダンテが彼女の願いを叶えるために自分の故郷にアミアと共に戻るところから始まる話。ヤバい、これは涙腺刺激されますね。前回の引きから、ある程度の展開は予測してたし覚悟もしてたけど、アミアとダンテ二人に用意された結末はあまりにも切なくて読んでてツラかったです。限られた選択肢の中でアミアとダンテたちが選んだ答えは、悲しみと幸せが合わさったものだったように思う。幸せとは一体なんなのか。そんな事を考えさせられる物語でした。2015/11/23

よっち

28
アミヤがモーテを発症し荒んでいく彼女を見かねたダンテが、グラティアを脱走して彼の故郷ローマへと連れて行く第三弾。前巻から続く内容で上下巻扱いのような構成でしたが、アミヤの願いを叶えるべくダンテと二人でともに過ごしたささやかだけれど貴重な日々。そして失踪した彼女を何とか見つけようと懸命に捜索するダンテたちの先にあったものは、グラティアやマノンにも関わる因縁の決着でした。時を同じくして昇華する2つの想い。その形は違えど最後にきちんと向き合えたその想いは、切ない結末ではありましたが幸せだったのかもしれませんね。2015/11/22

かんけー

19
ん~...チョッと驚いた、まさかアミヤが死んじゃう結末に成るなんて。モーテがそう云う病気だと分かっていてもアミヤは生きてて欲しかった...。ダンテとアミヤの逃避行は読んでて共感出来る反面、不安感も有って(^_^;)イラストが痛々しいし(T_T)マノンの影武者の女、又出てくるし..。カルト宗教の描写は必要悪として容認出来るがアランとエリシュカ?のエピは自分的にはノーコメント(-.-)ドゥドゥとマノンの二人が唯一の救いだけど。ダンテがアミヤを..の描写も賛同出来ないし..号泣する位ならするなよと。だけど2015/12/03

たこやき

13
モーテを発症してしまったアミヤ。そんな彼女の願いを聞き入れ、奇蹟を信じてグラティアを出るダンテとアミヤ。しかし、そんな願いとは裏腹に……。後半、アランの話とかも関わってきて、多少、焦点がブレてしまった感はあるのだが、しかし、どうしようもない状況に抗い、それでもアミヤのために……というダンテの決意は美しく、そして壮絶だった。ラストシーン、ダンテが新たな一歩を踏み出せたのは、最期の、非情だけど、しかし、そうするしかない、という決断を下したことで一つの区切り、乗り越える決意が出来たからではないかと感じる。2015/12/18

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