角川文庫<br> カナリア外来へようこそ

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader

角川文庫
カナリア外来へようこそ

  • 著者名:仙川環【著者】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • KADOKAWA(2024/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041133088

ファイル: /

内容説明

街の片隅にある小さな医院、保泉クリニック。院長の代替わりを機に始まったのは、過敏症の人向けの特別外来だ。
特定のにおいで頭痛が起こるWEBデザイナー、早期退職した夫との時間が増えた途端、体調を崩しがちになった主婦、ある日突然味覚障害になった料理人……。
様々な悩みを抱える患者たちを出迎えるのは、仏頂面で不愛想な女性医師と、優しいけれどおっちょこちょいな男性看護師という、ちょっと変わった2人だった。
心温まる新感覚医療小説、開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よつば🍀

43
いきなりの文庫化が勿体ないほど面白かった。無愛想な女医とイケメン看護師がいる保泉クリニックには過敏症向けの特別外来がある。本作では香害に悩む女性、夫源病を疑う主婦、味覚障害の男性、娘のアレルギーに悩む夫婦、シックハウス症候群に向き合う男性など5つの症例が描かれる。私も香水や柔軟剤のキツイ香り、煙草の匂いが苦手で、低周波音にも悩まされているので、患者達の気持ちに共感出来た。原因が意外な所にあったり推理小説の味わいもあって楽しい。足組み&不愛想な所はいただけないが、患者の苦しみに真摯に向き合う姿勢が胸を打つ。2024/06/16

Karl Heintz Schneider

32
一見可愛らしい表紙絵のイラストに見えるが,よく見ると中央の女性は仏頂面をしている。そんな不愛想な女医・保泉則子と愛想のいい男性看護師・レン君。まるで頑固おやじと人好きのする女将みたいなこのコンビで様々な悩みを訴える患者の悩みを癒してゆく。でも、彼女自身がこの専属医になったのにもワケがあって。におい、音、味・・・さまざまな過敏症の人々が登場する。神経質、気にしすぎ、そう言われることが一番辛いという。そんな彼らに真剣に向き合ってくれる保泉。このような医師はなかなかいないのではないか。家の近くにあったら嬉しい。2024/06/10

mayu

32
私は音や光に敏感で香水の強い匂いも苦手。保泉クリニックの特別外来にやってくる人々はそんなの比では無いぐらいの過敏症を抱えている。症状はあるのに原因がわからないのがなにより一番辛いし、簡単に完治するものでもない。無愛想な態度にしかめっ面で少し癖のある先生だけど患者の事を考えて寄り添う姿が良かったなぁ。周りの人は自分は経験していないから中々理解しにくいけど、説明して理解してもらう事を諦めてはいけないなぁと思った。こんな先生のいる病院があったら心強いだろうなと感じさせる読めて良かった一冊。2024/04/26

akiᵕ̈*

30
匂いに過敏なWEBデザイナー、夫がいると具合が悪くなる主婦、何を食べてもどの味も濃く感じてしまう料理人、超健康指向の母に洗脳された妻に自分も娘の生活も脅かされている繊維メーカーの会社員、シックハウス症候群対策は万全の住宅工務店に勤務するも難癖を付けられる課長補佐。5つのなんとも厄介で周りの人には分かってもらいづらい症例を持つ者たちが、無愛想だけど誰よりも患者のことを思い向き合うクリニック院長・保泉則子の元へと引き寄せられていく。則子のその人の生活背景を見て、一緒に悩みながら前に進む姿勢に共感する。2024/05/31

みこ

23
人によって対象も症状も異なる過敏症。その過敏症について専門に診るクリニックを舞台にした短編集。同作者による「処方箋のないクリニック」の姉妹本のようなものだが、残念ながらあちらより劣る印象。どうにも各章の主人公たちが保泉クリニックを受診するまでの過程がダイジェストっぽくて単調。医師の則子も患者に寄り添いたいと言っているのならぶっきらぼうな口調を直す努力くらいすればいいのに、キャラ立ちを優先したのではと邪推してしまう。「処方箋のない~」は続編を読みたいと思ったけどこちらは良いかな。2024/05/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21873001
  • ご注意事項