角川文庫<br> テトラド1 統計外暗数犯罪

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角川文庫
テトラド1 統計外暗数犯罪

  • 著者名:吉上亮【著者】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • KADOKAWA(2024/04発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
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  • ISBN:9784041140208

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内容説明

警察庁統計外暗数犯罪調整課。警察関係者にも知る者が少ないこの部署が調査対象とするのは、通報に至らず見過ごされた犯罪である。坎手正暉(あなて・まさき)警部補の説明に嘘はない。職務上の共助者である静真(シスマ)の特殊性を伏せていることを除いては。2人が浅草・土師町を調査に訪れた矢先、彼らも関係する2年前の拘置所火災で死んだはずの囚人が新たな死体として発見された。 不可解な死がさらなる事件の幕開けを告げる、近未来警察小説、事件篇!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

75
近未来警察バディもの▽通報に至らない見過ごされた犯罪を調査する二人組は、警察庁所属の坎手正暉(あなてまさき)警部補と共助者の静真(シスマ)は浅草・土師(はじ)町を訪れる。連続失火事件の調査で出会ったのは、シスマを救い亡くなった永代皆規(ながしろかいき)の父親、永代正閏(せいじゅん)警部補で、容疑者日戸憐(ひのとれん)の身元引受人だった。ビル火災で発見された遺体は、2年前に刑務所火災で亡くなったと思われていた憐の父親だった▽共感能力を失った男と共感しすぎる《インフルエンサー》少年のバディ萌えます。設定説明巻2024/06/17

冬野

8
初読み作者さん。通報に至らなかった犯罪行為を調査するバディのSF警察小説。長いプロローグみたいな一冊で、正直この内容で丸々一巻使うのかという感想を抱いた。全体的に書き込み過多な印象で、メリハリが少なく、もったりしたテンポに感じられる。特に冒頭、切迫した状況と緊迫感があまりない心情描写とが乖離しているような…。SF要素も秘密を抱えた同性バディも好きなはずなのに今一つ刺さらず。テトラドの意味が明かされるまでが長いですね。あと憐があまりに可哀想だと思う。2巻は解決編らしいのでそこまでは読みたい。星:3.5/52024/06/16

keisuke

5
図書館。吉上亮で近未来で警察で、はどうしてもPSYCHO-PASSを連想してしまう。けどしっかり違う内容だった。まあPSYCHO-PASSの元は吉上亮じゃないからか。共感覚みたいな、特殊能力というより体質に近い感じか。次がもう完結編みたいやけど、ちゃんと過去の話しつつ終わらせてくれるのか、色々伏せたままなのか。とりあえず難読名やめてくれないかとだけ願う。2024/06/26

ソラ

5
【読了】D まだ導入だけで海のものとなるか山のものとなるかはわからない。2024/04/29

長峰

4
時代背景が少し未来っぽい東京の下町で起こる失火事件から始まる。統計外暗数犯罪調整課、という聞き慣れない部署から2人の刑事が現れる。序章に出てくる人物がここで関わってくる。ここまではまあ、理解できなくはないけど、タイトルにある「テトラド」の言葉の意味が最後の方にならないと分からないのが残念。しかもこの巻は事件だけで、次巻が解決編になるのも中途半端な感じがする。とりあえず解決編を読んでから評価したい。2024/06/30

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