内容説明
夏見楓子。北海道・帯広の馬産農家に生まれたが、都会でのOL生活に憧れて上京。以来十年余り。達成感のない仕事と不倫の恋に疲れて、自分を見失いそうになっていた。ダイチ。ばんえい馬。夏見牧場ゆかりの血統で、伝説的名馬リキムゲンの孫。身体が小さく競走馬になれるかどうか危ぶまれていた。だめなら食肉用として処分される運命が…。廃業寸前の家業を継いで一から畜産農業を学び始めた楓子は、忘れかけていた土の香りや生き物のぬくもりに触れ、次第に生気がよみがえってくる。父が心血を注いだ強いばんえい馬づくりの復活に向けて一歩ずつ前進を始めていた。一方、老舗の厩舎に預けられたダイチは素質の片鱗を見せるものの、馬主がつくかどうかは微妙な状況だった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
薦渕雅春
32
2005年1月〜2006年3月に北海道新聞日曜版に連載された『楓子のダイチ』が加筆修正され改題。30歳になった 夏目 楓子(ふうこ)、北海道から東京に出て生活を送っていたが ある事をキッカケに退職して実家に帰ってしまう。「男爵」と呼んでた 彼氏との縁も断ち切って。実家は北海道だけで行われている「ばんえい競馬」に出る馬を生産している農家。父が急死して母ひとりでは立ち行かない。兄は札幌で公務員をしてるし、兄の嫁は牧場を手放して借金をなくそうと考えている。ばんえい競馬 と馬に魅せられた楓子、どうなって行くのか!2018/07/17
桜父
5
今、ばんえい競馬や馬産地農家・酪農他の置かれている状況が、丹念に描かれている所が良かった。輓馬の「ダイチ」と「楓子」の交流が良いです。 北海道弁の会話も良かった。2015/04/13
エル
2
再読。 ばんえい競馬、見たことはないけど北海道で見たばん馬でかかったなあ〜あの巨大な馬が巨大な重りを乗せた橇を引いて歩く様は迫力あるだろうな。小説を読むだけでその場にいるような気分になれる。同じ作者が書いた『輓馬』、こっちは読んだことがないので読んでみよう。2016/06/25
みちくさ
1
馬は、賢くて優しいから好き。ばん馬も見てみたい。2013/07/28
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- 和書
- 非婚時代




