内容説明
攻撃魔法とか一切興味なし。欲しいのは友達! そんなノリで入学した少女レヴィーを最強の聖杖が選んじゃった!?
「えぇっ!? そ、そんなヤバい杖だったの、これ!」
うっかり『史上最強の破壊力(!)』を手に入れてしまったレヴィー。
そうして聖杖に本来選ばれる筈だった女の子からは睨まれ、高飛車な令嬢には決闘を挑まれ――こ、こんな力あたしは要らないのに!
しかし、レヴィーは聖杖を破壊には一切使わず、受けた攻撃をお菓子に変えちゃうわ、凶暴な魔物を仲間にするわ、結果として最強の杖を誰よりも自由に使う魔女となっていき――!?
気ままな女の子による無双……でなく友達作りファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
聖杖に本来選ばれる筈だった呪われた少女シトリー。しかし彼女は聖杖に拒絶されてしまい、最低成績で入学したノーテンキな少女レヴィーを聖杖が選んでしまうファンタジー。優秀ではあるものの、家の呪いゆえに周囲から忌避されるシトリーに睨まれつつも、すっかり懐いてしまったレヴィー。有力な令嬢ミランダに挑まれても受けた攻撃をお菓子に変えてみせたり、凶暴な魔物を手懐けたり、自由奔放な彼女にも秘密があって、すれ違うシトリーの因縁も絡めて陰謀に巻き込まれてゆく展開でしたけど、絆を深めて一蹴してみせた2人のこれからが楽しみです。2024/04/20
まっさん
14
★☆ 攻撃魔法には一切興味なし。欲しいのはただひとつ、それは友達!とある事情から世間の常識に疎い存在である少女・レヴィーは、入学式という晴れ舞台で何故か史上最強の名を冠する杖にパートナーとして選ばれる事に。本来予定されていた所有者から睨まれ、学年でも随一の実力を有する公爵令嬢からは決闘を挑まれる。ただただ友達が欲しいだけ…なのに周りはそれを許してくれなくて… う〜ん…なんというか全てが微妙にハマりきらなかったなというのが率直な感想でした。ジャンルとしては「百合」「無自覚」「俺TUEE」「魔法ファン→2025/01/04
真白優樹
12
魔人の国である帝国と長き戦争が続く王国で、国宝である聖杖に能天気な少女が選ばれ始まる物語。―――不器用であっても、その手を伸ばせ。失いたくないその手へと。 少女達の出自も絡む陰謀に巻き込まれていく中、それでもと不器用にでも手を伸ばす彼女達の友情が光っている物語であり、友情が根底にあるからこそ真っ直ぐに面白いファンタジーである物語である。脅威の復活、動き出す世界。それでも最高で最強の友人が隣にいる。始まったばかりの伝説は、どんな方向へと突き進んでいくのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2024/04/21
水無月冬弥
5
これはいいバディもの? ●●でチートキャラのレヴィ―の能天気なキャラもいいですが、バディ?のシトリーもただ負けているだけではなく、必死に並び立とうとするのがいいですね。2024/05/13
niz001
5
折角帯に推薦コメントくれてるけど、その「転天」の劣化版に感じてしまう。個人的にはコメディ部分が滑ってるようで口に合わず。2024/04/22