岩波文庫
帝国主義論 〈下巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 338p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003413326
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0133

出版社内容情報

今世紀初頭イギリスが植民地獲得に乗り出したころに書かれたホブスン(1858‐1940)の主著.帝国主義にはじめて全面的体系的に批判的分析を加えた先駆的著述である.レーニンも「改良主義の立場をとってはいるが帝国主義の根本的な経済的政治的特徴を非常によく叙述している」と高く評価したように,近代帝国主義の基本性格は正しく解明されている.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

2
レーニンへの影響で帝国主義と金融資本の関係に関する上巻の方ばかりが注目されるのであるが、日本との関係ではむしろこの下巻の方が興味深い。西洋の古典とその批評を丸ごと輸入する結果、知識を自分たちのために活かしきれないのは今も変わらない。それはともかく、帝国主義が本国の民主主義に対して持つブーメラン効果は、修正を加えれば日本の帝国主義にも当てはまりそうである。軍人が植民地で「劣等民族」の統治者として政治の味を占め、それを内地に逆輸入した結果が軍国主義であるともいえる。一部保守政治家の愚民観もまたその遺産かも。2018/02/25

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