万国博覧会と「日本」 - アートとメディアの視点から

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万国博覧会と「日本」 - アートとメディアの視点から

  • ISBN:9784326654444

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内容説明

1873年ウィーン万博に日本が初めて参加してから150年。この間、日本での開催も5回を数え、2025年大阪・関西万博、2027年横浜園芸博が続く。これまでの手法やテーマ、関わった人物に焦点をあてた、6年にわたる研究プロジェクト「万国博覧会に見る『日本』――芸術・メディアの視点による国際比較」の最終成果論文集。

目次

はしがき[暮沢剛巳]

第1章 「映像博」の日本的展開――一九七〇年大阪万博と一九八五年つくば科学博[飯田 豊]
 1・1 はじめに――「映像博」とは何か
 1・2 「映画的」映像博としての大阪万博
 1・3 実験から広場へ――大阪万博の反動としてのビデオ・アート
 1・4 「テレビ的」映像博としてのつくば科学博
 1・5 おわりに

第2章 未完の“万都市博”――東京世界都市博における泉眞也の構想をめぐって[江藤光紀]
 2・1 はじめに
 2・2 泉眞也の“都市論”
 2・3 世界都市博覧会、開催までの経緯
 2・4 泉チームの登場
 2・5 泉が都市博に込めたもの
 2・6 開催中止
 2・7 おわりに

第3章 大阪万博とデザインの歴史社会学――専門家から市民参加へ[加島 卓]
 3・1 万博とデザインの関係
 3・2 一九七〇年大阪万博シンボルマーク選考
 3・3 二〇二五年大阪・関西万博ロゴマーク選考
 3・4 専門家から市民参加へ
 3・5 デザインの歴史社会学へ

第4章 時のつらなり――相澤次郎のロボットと一九七〇年大阪万博[鯖江秀樹]
 4・0 問題の所在
 4・1 忘れられた企業館
 4・2 形姿と機能
 4・3 工作から管理へ
 4・4 通過点としての七〇年博

第5章 ブリュッセルから大阪へ――万博から考える日本の「核」[暮沢剛巳]
 5・1 ブリュッセル万博――戦後最初の祭典
 5・2 原子力とブリュッセル万博
 5・3 ブリュッセル万博における原子力展示
 5・4 日本館の展示
 5・5 大阪 一二年後の風景
 5・6 日本館パビリオンの展示
 5・7 矛盾の壁
 5・8 「太陽の塔」と原子力

第6章 未来都市――一九七〇年大阪万博[ウィリアム・O・ガードナー(北村礼子訳)]
 6・1 SFと大阪万博
 6・2 「万国博を考える会」と万博テーマの起源
 6・3 大阪万博と未来学
 6・4 シンボルゾーンのデザインと万博テーマの建築的解釈
 6・5 「未来の都市」の出現
 6・6 「管理された」理想郷と隠された黙示録
 6・7 後奏曲――英語圏の報道機関の大阪万博に対する反応

付録1 シンポジウム2022
付録2 「万国博覧会に見る「日本」――芸術・メディアの視点による国際比較」中間報告書目次
付録3 「万国博覧会に見る「日本」――芸術・メディアの視点による国際比較」シンポジウム記録集目次
付録4 オンライン研究会記録

あとがき [暮沢剛巳]

執筆者略歴

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まんたろう

1
日本で開催された万博、並びに海外開催の日本館展示を比較し、芸術、社会学、メディア論と様々な視点から分析した論集。 視点は多岐にわたるんだけど、最後執筆者によるシンポジウムの抄録が収められていて、時代を映す鏡としての万博分析がピリッと締まる。 対比軸がはっきりしていた前回と今回の万博ロゴ選考経緯にまつわる論文が面白かった。2024/04/24

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