内容説明
本書は、古典力学がいかにつくられたかを詳述する教養書である。現代ではニュートンの名前しか残っていないが、現代の古典力学はニュートンの力学とはまったく別物であることを、『プリンキピア』や当時の論文、書簡類を読み解くことによって解明する。
目次
1 ロバート・フック
2 アルフォンソ・ボレッリ
3 アイザク・ニュートン
4 フックとニュートンの文通
5 『プリンキピア』
6 フックvsニュートン
7 ゴトフリート・ライブニツ
8 ジョン・フラムスティード
9 ニュートンの流率法
10 ライブニツの微積分
11 ニュートンvsライブニツ
12 ガリレオ・ガリレイ
13 レオンハルト・オイラー1
14 レオンハルト・オイラー2
15 ミチェルとキャヴェンディシュ
16 バベッジとグリーン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2024/06/22
Steppenwolf
0
G著者の意図としては力学・微積分の発見者ではあるが本人はあまり分かってなかった上に祭り上げられることで学問の発展の足を引っ張ったという意味で怖くないということかと思う.ただ陰湿さという意味でしかも権力を持ったサイコパスは恐怖の対象と思ってしまう.学問に関する説明が図なしでなされるので正直言ってわかりにくい.自分で絵を描けということなのかもしれない.また,人物表記が英語風なのかちょっと異例である.数学物理に関する部分を再読せねばならないという再読リストに入ってしまった.2023/07/11