ジェーンの物語 - 伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織

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ジェーンの物語 - 伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織

  • ISBN:9784863856233
  • NDC分類:495.5

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内容説明

妊娠して困ってない? <ジェーン>に電話して!

中絶が違法だった半世紀前の米国シカゴ。女たちが女たちを助けようと立ち上がった違法の地下組織「ジェーン」。安全な中絶手術を求め駆け込んだ女性たちの数は推定1万1000人。激動の歴史を赤裸々に描いた衝撃的なノンフィクション。

「願っていたのは、この歴史を読むすべての人が私たちの中に自分自身を見いだし、「私もこうしていたかもしれない」と思ってくれること」(本文より)

【著者】
ローラ・カプラン
米シカゴの伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織「ジェーン」のメンバーで、シカゴのエマ・ゴールドマン女性健康センターの創設メンバー。ナショナル・ウィメンズ・ヘルス・ネットワークの理事を務めていたこともあり、様々なコミュニティー・プロジェクトに携わっている。

塚原久美
中絶問題研究家、公認心理師、臨床心理士、中絶ケアカウンセラー。著書『日本の中絶』、『中絶技術とリプロダクティヴ・ライツ』(勁草書房:山川菊栄賞、ジェンダー法学会西尾学術賞)、訳書『中絶がわかる本』など。日本人のリプロの環境を改善することがライフワーク。

目次

日本の読者のみなさんへ
はじめに ヴィンテージ・ブックス版(二〇二二)
プロローグ
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章
第9章
第10章
第11章
第12章
第13章
第14章
第15章
第16章
第17章
第18章
第19章
第20章
第21章
第22章
第23章
第24章
第25章
第26章
第27章
エピローグ
謝辞
訳者あとがき
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

19
妊娠は一人でできるものではない。しかし結果は大抵一人で受け止める。中絶は子供を殺すことになるため、罪悪感にさいなまれる女性も多いが、パートナーの男性に罪悪感を共有してもらうのは難しい。費用すら出さない男もいるくらいだ。中絶が合法でないため、病院ではなく部屋で、医師免許を取った医師ではなく無免許の、見様見真似で手先が器用な人間によって、中絶手術が行われた。これは結構怖いことだ。感染の危険もあるし、器用だというだけで、安全な手術ができる技術を持っていると、誰に認められたわけでもない。2024/06/28

みかん

3
数頁読んでからはパラパラと流し読み。2024/04/23

chuji

1
久喜市立中央図書館の本。2024年4月初版。訳下ろし。半世紀位前、アメリカで中絶が違法とされていた時代に、自分達で中絶方法の技術を学び、推定11,000人の女性に安全な人口中絶を提供した地下組織〈ジェーン〉。アメリカでの出版は1995年でした。2024/06/20

takao

0
ふむ2025/05/19

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