日本経済新聞出版<br> 私たちはなぜ、学び続けるのか

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日本経済新聞出版
私たちはなぜ、学び続けるのか

  • 著者名:池上彰【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 日経BP(2024/04発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296118915

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内容説明

70代でも日々膨大な情報に触れ、学びを止めない池上彰さんの学びが楽しくなるエッセイ。
知識を得るだけではなく、「知識を運用」するための作法は人生を楽しく豊かにします。

日経新聞の人気連載「大岡山通信」10周年。池上彰さんが大学生に伝えてきた10年分の「学び」から選りすぐりのエッセイを1冊にまとめました! 大学生やこれから社会人になる方にも、社会人として学びを深めたい方にも最適です。

AI時代はただ知識をつめこむのではなく、「問う」ことが必要です。変わりゆく時代に対応するための人間らしい学びとは何か。いくつになっても日々の中の疑問を見逃さず、知らなかったことを知る経験を続けましょう。

「~必要とされるのが「学び」です。私は教養とは「知識の運用力」だと考えています。私たちの頭の中には、過去の学校教育で得られたたくさんの知識が詰まっています。ところが、多くの知識は頭の中に点在するだけ。バラバラの知識のままです。これでは運用できません。そんな知識の「点」と「点」を結べば線になり、線と線を結べば全体像が浮かび上がってきます。
 このとき点と点を結ぶために必要なのが、新たな学びです。新たに学ぶことで、自分の中にある点と点がつながります。こうしてできた線と線をつなぐ力が運用力です。~過去の自分の学びは無駄ではなかった。それを知ることができるのですから、楽しいではありませんか。」(はじめにより)

目次

【目次 一部抜粋】
序章 社会に出る君へ
第1章 「学びの本質」とはなにか
    対話で視野を広げる 「いい質問」をする会
    学び直しが長い人生に備える力を育む
        統計データの大切さを考える
第2章 学びをもとに、伝える力をつける
    「知らない」を前提に、話す力を磨く
    子どもたちが先生だった
    議論が苦手な日本人留学生
第3章 歴史から何を学ぶのか グローバルな教養を身につけるために
    パレスチナ問題の構図を歴史に学ぶ
    世界地図から見える国際情勢
    学生たちの反乱はなぜ起きたのか
第4章 学びを実践する 社会の中で働き・生きていくこと
    ナイジェリア集団拉致から考える
    新人のころ、先輩との雑談が助け舟となった
    社会での居場所を探そう
第5章 学びを活かす
    「火中の栗を拾った学者」追悼~宇沢弘文氏
    AI時代の学びかた
    AI時代の仕事の未来、想像力で描く

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

19
「自らの頭で考え抜く」「問いを立てること」ことを繰り返し本書では提唱している。教育とは決して盗まれることなき財産だ。その財産を世のため人のために役立てることを呼びかける。答えこない問いを追い続ける著者の人生の学びに対する姿勢、生涯を学びに捧げた研究とその活動の軌跡には説得力がある。今盛んにAIが人間を凌駕することへの不安が叫ばれているが著者自身は悲観的ではなく共存していくと予測する。これまでにも幾度となく技術革新による変化の歴史を元に人々は適応し新たな仕事を生み出してきたからだ。学び=主体的に考え抜くこと2024/07/10

とある内科医

15
ざっと。大学生に戻ってみたくなる。内容を踏まえてこちらを眺めてみた。 https://www.libra.titech.ac.jp/sites/default/files/2024-03/booklist_202404.pdf?_gl=1*1exvu0i*_ga*MTQxNTA2MTAwLjE3MTgzMzk3MzQ.*_ga_VKBJ61GEPE*MTcxODMzOTczMy4xLjEuMTcxODMzOTc0OC4wLjAuMA..2024/06/14

tetsubun1000mg

15
東京工業大で10年間リベラルアーツの先駆けとして教えてきた池上さんの取り組みや教え方などを自ら解説する。 東工大というと、東大と違って技術者や研究者を目指すエリート理系学生が目指す大学という印象。 その理系エリートたちに専攻以外にも学びの領域を拡げて、議論を深めながら「自らの頭で考え抜く力」を養おうという狙いで指導しているとの事。 授業では人文系の本を読ませて講義を進め、議論をさせるという。 アメリカの大学の授業の進め方らしいが、学生たちは脳の違う場所を使うので面白いのではないかな。 さすがは池上さん!2024/06/04

おさと

7
問いを立てること、自分で考える力をつけること。立場の違う人の意見を聞くこと。2024/06/21

COPEN

5
理系エリートの東工大の学生に伝えたい、学び続けることの大切さを語られていて、なるほどと感心した。世界情勢の裏には歴史があることは、特に興味深かった。2024/06/20

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