光文社新書<br> 世界の富裕層は旅に何を求めているか~「体験」が拓くラグジュアリー観光~

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光文社新書
世界の富裕層は旅に何を求めているか~「体験」が拓くラグジュアリー観光~

  • 著者名:山口由美【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 光文社(2024/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334102944

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内容説明

オーバーツーリズムの観点や、地域への還元、環境への配慮などの面からも注目を集めつつある「ラグジュアリートラベル」。日本政府観光局の調査によると、旅行者数は全体の1%程度にも関わらず、消費額では全体の13%以上を富裕層が費やしており、いかに富裕層を取り込む「ラグジュアリートラベル」を充実させられるかは、日本の観光にとってより重要になりつつある。彼らが求める「体験」を自ら足を運んだ第一人者が解き明かす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アリーマ

13
基本的にはアマンリゾートとアフリカで著者が体験したラグジュアリーリゾートの話が書かれている。ごくごく狭い範囲のことであって、それなりに参考になる部分はあるものの、分析的な部分は特にない感想文。タイトルくらい大上段からくるんなら、もう少しデータやリサーチに関わる話があっても良さそうだなと思った。基本的には女性誌に載ってる旅行記事的。★★⭐︎2025/08/01

ossan12345

10
日本のインバウンドが大都市偏重、一泊二日の温泉宿&超満腹豪華懐石料理に偏っていて、それ以外の多様性を受け付けないという柔軟性のなさがよく分かった。ラグジュアリーツーリズム、エコツーリズム、ローカリズムもそうだし、今やハラル・ベジ・ビーガンなど食の多様性もそう。これまで日本国内で持て囃された固定的なぜいたく・ご馳走旅行だけに囚われていては未来がない。経済衰退・人材流出のただ中にあって、観光立国すら覚束ないならば日本の未来は暗い。そんななかで、EntoやBed and Craftの取組は朗報だ。2024/06/18

とり

5
経済政策として外国人旅行者の増加を目標にすると、オーバーツーリズムなどの問題が発生する。そこで、ブータンなどは、少数の超富裕層に大金を落としてもらうラグジュアリーツーリズムを目指し、一定の成果を出した。エコの観点から見ても、大勢の観光客が押し寄せて少しずつお金を落とすよりも良いらしい。日本はこのような超富裕層向けの対応がまだまだ。1泊2日などの短期宿泊客のサービスが中心なので、夕食が最大のイベントになってしまう。提供する料理のバリエーションの問題もある。スーパーヨットの旅行者の上陸手続きが面倒などの課題。2024/11/09

袖崎いたる

3
日本人と海外の人との旅への意識のちがいがまずある。日本人は高級ホテルは(シティーホテルの呼び名がまさしくそうであるように)都市の中心部にあって、安心安全、食事はおいしくて設備もよい、温泉もあったらなお最高。これを旅のなかに入れたい向きがある。海外富裕層の人はどうか。体験をもとめる。ワクワクした感じ。ときに命を危険にさらしてでも、一生に一度の唯一無二の体験をしたい。それは街中によりも自然の中、辺鄙な離島や人里離れた秘境にあって、そこにこそ高級リゾートはあってくれよ。そう思い、その意識を以て旅と心得るのだとか2025/07/23

ゆる読書家

3
Audible。自分は学生時代長期休暇はバックパッカーしてたのであるが、富裕層とバックパッカーて対極にいながらやることは変わらないじゃん笑。富裕層は何を求めるかって、バックパッカーと同じ。本の中で富裕層のためのリゾートとして出てくるオカバンゴデルタはバックパッカーとして行った(素晴らしい体験だった)その間の層が来ないんだろうね。その地でしかできない体験重視てまさにバックパッカーマインドだし。滞在の快適さは天地の差だろうけど。アジアンリゾートの歴史は知らなかったし、既にそこにあるものだったので、興味深かった2025/02/19

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