GCノベルズ 少年と竜神～王子と過保護な護衛たち～ 1

著者名：黒河あこ【小説】/ののまろ【イラスト】

マイクロマガジン社（2024/04発売）

• ISBN：9784867165690

内容説明

とある大国の王子として誕生した少年・シリウスが生まれた場所は、なんと卵の中。
出ようと色々試してみても一向に外に出ることは出来ず、そのまま数年が経ってしまう。
そんなある日、竜に姿を変えられる特別な力を持つ「竜人」の青年が二人、シリウスのもとへ訪れてくる。
シリウスが卵の中で手をのばすと、何故か今までびくともしなかった殻が割れ、ようやく外に出られるように。更には二人から「竜人の主」として溺愛されることになって……？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[史]

序盤はボーイズラブ系特有の特権的な人たちが外側の連中を見下すタイプの形状で「ケッ」って感じて読んでいましたが、中盤からは主様の活発さと好奇心と優しさあふれる感じで「うむ」であろうか。まあでも護衛二人は鼻について鬱陶しい存在であることには違いなく、そこが気に食わないと厳しいものである。相性はよくない。

2024/11/07

[青葉]

なろう系の小説だけれど流行りのテーマには当てはまらず、ほのぼのしている中にも文章の巧みさが光り、王道ファンタジーの骨太な下地を感じた。GCノベルズは時々こういう流行に流されない上手な作品を書籍化してくれるのでレーベルとして信頼できる。流行から外れているがゆえに売上が心配だが続きが気になる良作なので、レーベルのラノベの多様性を維持する上でも長く続いて欲しい。

2024/05/12