平凡社新書1055<br> ガザ紛争の正体 - 暴走するイスラエル極右思想と修正シオニズム

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平凡社新書1055
ガザ紛争の正体 - 暴走するイスラエル極右思想と修正シオニズム

  • 著者名:宮田律
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 平凡社(2024/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582860559

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内容説明

2023年10月からのイスラエルとハマスの対立は、イスラエル極右勢力の非人道的な行為が発端となる。真実を知るための緊急出版!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rico

83
やはりわからない。迫害の歴史を背負い、敵対する者を殲滅しか安寧はないという思想が根本にあり、そういう勢力が一連の蛮行を主導していることは想像してた。その事例が繰り返し提示され読むのが辛い。それにしても・・・やってることはまさにホロコースト。後押しするアメリカは論外(未来のガザのAI動画のグロテスクさ!)だが、今の事態の直接的原因を作った欧州も腰が引けてるような。この状況が予想できないはずはないのに攻め込んだハマス。それほど追いつめられてたのか。疑問ばかり膨らむ。復讐と憎悪の連鎖、終わりは見えそうもない。2025/03/07

skunk_c

66
イスラーム地域研究者がガザでの紛争を、右傾化して民族主義が台頭するイスラエルの側に焦点を当てて論じる。その意味で副題が本書の内容をよく表している。多くの識者と同様、現在イスラエルがガザで行っていることは、アパルトヘイトであり、ホロコーストであると指摘する。ホロコーストの過去を知る(特にアメリカ在住)ユダヤ人はガザにおけるイスラエルの軍事行動に抗議し、現在のアメリカの若者もパレスチナに共感を持つ者が多いとか。しかし一方イスラエルの若者の右傾化は甚だしい。終章でアラブ社会の熱い日本への期待が指摘されている。2024/05/12

kan

30
仔細にわたる解説で、イスラエル・パレスチナ問題について知れば知るほど混乱する私には読了まで時間がかかった。著者は一貫して、イスラエルの極右思想がもたらしている現在の状況はナチズムと同じ構造であると説くと共に、アメリカに追随するだけの日本の姿勢を批判している。アラブ・イスラム世界へ積極的に介入してこなかったからこその日本への期待というのはなるほどと思ったが、自国と近隣諸国との調整すら怪しい日本政府には調停など現実的ではないだろう。2024/07/24

ぽんくまそ

12
早めに、できるだけ多くの人たちに読んでほしい。イスラエル極右の祖カハネ、イスラエルの中でさえ過激すぎて嫌われた彼がいまや殉教した英雄扱いである。「アラブとユダヤの民族と宗教のどっちもどっちな長い争い」などと寝惚けた事をわかったように言う日本人が多いが、違う。歴史的にもシオニストの方が圧倒的に先住パレスチナ人に酷いことをしてきており、いまそれをハマスへの反撃という口実で歴史上最大限にエスカレートさせているのだ。南アフリカのアパルトヘイトが終わったように、イスラエルのアパルトヘイトも終わらせなければならない。2024/08/17

ぽんくまそ

11
再読。哲学と違い宗教は、まず結論ありきだからいけないのだ。ユダヤ極右とキリスト教福音派は、ナチスのホロコーストが悪である理由を、同じ人類への差別だからだとは思っていない。被害者が選民たるユダヤだったからだ。何をしたかではなく、誰がされたかが問題だったのだ。もし殺す側がユダヤならば、逆にヤハウェのよみしたもうおこないだと信じているのだ。ヨシュア記やサムエル記にあるヤハウェからの異民族屠殺命令である。旧約聖書原理主義の狂信に取り憑かれた過去と現在の政教一体な人物列伝を知らないとイスラエルを理解できない。2024/08/24

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