内容説明
千葉県警捜査二課の結城は、贈収賄事件の内偵中に、最愛の妻を病気で失ってしまう。彼は悲しみを忘れるため捜査に没頭するが、ある告発をきっかけに自らの立場が揺らぎ始める。そんな中、一人娘から助けを求める連絡が入り……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
100
堂場さんの文庫版最新刊です。朝日文庫で堂場さんの文庫が3冊出ているとは知りませんでした。この本では千葉県警の捜査二課の係長が主人公で、ある贈収賄事件を追っていますが、告発されて捜査を外されます。娘もいますがその娘にも脅迫が来て…。父親と娘の話が後半は中心になりますがその背景には何とも言えない事情があってそれが明らかになります。やるせない感じですね。2024/05/02
ゴルフ72
12
増収賄事件で内偵を進める中、結城係長に一本の電話・・・まさかの妻の死!それでも事件は待っていない。娘若菜とのぎこちない会話、心の中は違うのに虚勢を張る親子。事件は思わぬ方向に動いていくが若菜をさらった犯人との関係があまりにも不自然すぎる感は否めない。2024/07/16
ブランノワール
8
面白かったです2024/04/07
ga-ko
7
単なる内通者じゃなかった。犯罪は許されない。でも椎名のもって行き場のない怒りは成長と共に、理不尽な、自分ではどうしようもない環境で膨らんでいったのだろう。 切ない内容だった。2025/10/25
図書館ポイズン
5
作品自体は少し前のものらしい。 家族ものの警察小説か。 思ったのと違ったのですが、 楽しめました。2025/02/07
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