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内容説明
はるのおえかきで ぼくがかいたのは、くろいつち。
みんなは「なにこれ?」「へんだよ」っていうけれど・・・・・・。
ぼく、チューリップをおうえんしたかったんだ。
教科書掲載作品多数の著者が贈る、
ちいさなな思いに寄りそい、成長を応援する物語。
【あとがきより】
一人ひとりみんな違うたいせつな子どもたち。
一人ひとりに一つずつ、揺れ動く心があります。
「想像する力」や「共感する力」をはたらかせて、
行動や表情の奥にある心の動きや考えに気づこうとするだけでも、
きっと花が咲くような笑顔が増えるに違いありません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
6
見えるものだけが存在するのではないということに思い至ります。春のお絵かきで、しんごくんが描いたのは真っ黒い土。それを見たお友だちの口からは否定のことばが出ました。 子どもはまだ十全にことばを使えません。しんごくんの心の中にあるたくさんのことばを代弁してくれた園長先生の、すばらしいサポート。なぜそう描いたのか?と想像と思いやりを向けることで、こういう一歩通行的なことばがとっさに出ることはなくなるでしょう。しかしながら、しんごくんがこの絵を描いた理由を知った子どもたちの共感力はすばらしかったです。2024/04/05
たくさん
1
しんごくんの書いたチューリップが真っ黒や茶色の土の色 土の色がある中でチューリップを書いたとしても、土に映えるチューリップになる だけれど、この場合は違うかったみたい 誰かが見守ってくれる、それがまだまだ自分が小さい時だったら 自分の想いが、伝わってくれる人がいる こどもにとって、理解してくれる、見守ってくれている人がいる それが自分自身の強さをはぐくむのを教えてくれる本 読む側の人にとっても、誰かの背景に思いがあるかもしれないと思って 子どもたちに接してあげたいものですね。#NetGalleyJP2024/04/10
必殺!パート仕事人
0
どのチューリップを描くか。土の中の見えないチューリップを書く子もいるんですね。園児の中にはそばかす金髪の子、肌の色が黒い子も。これまでのくすのきさんの絵本には出てこなかったと思います。2024/04/28