近現代中国と読書の政治 読書規範の論争史

個数:1
紙書籍版価格
¥5,720
  • 電子書籍

近現代中国と読書の政治 読書規範の論争史

  • 著者名:比護遥【著】
  • 価格 ¥5,720(本体¥5,200)
  • 東京大学出版会(2024/04発売)
  • ポイント 52pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784130261784

ファイル: /

内容説明

人々は読書という行為にいかなる期待を込め、そしてその期待はいかなる社会的背景で形作られたのか。1930年代、1980年代の中国を対象に「いかに読むか」に対する論争を歴史的に分析する本書は、過去からつながる現在の中国を理解するとともに、これからの読書を考えるものである。


【主要目次】
序章 焚書の政治から読書の政治へ――書物をめぐるシンボリズム
第1章 上海の「グーテンベルクの銀河系」――先行研究・視座・時期設定
第2章 消費する読者への交錯する期待――読書雑誌とその機能
第3章 民族を引き上げる読書――国民党の文化運動
第4章 行動のための読者――左翼にとっての抗戦
第5章 革命的な読書――連続性のなかの毛沢東時代
第6章 読書熱の両義性――ポスト文革へのあゆみ
第7章 未完の「八十年代」――『読書』時代の終焉
終章 読書の政治学