講談社学術文庫<br> ヨーロッパの出現

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講談社学術文庫
ヨーロッパの出現

  • 著者名:樺山紘一【著】
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 講談社(2024/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784065349885

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内容説明

森と石、都市と農村が展いた後発のヨーロッパ文明は、どのようにして世界史の領導者になったのか。戦争・飢餓・疫病、ルネサンス・宗教改革・大航海を経てきたその歴史に建設と改新、破壊と停滞のリズムを読み取り、文明を一つのシステムとして通観する。西洋史の泰斗による格好のヨーロッパ入門!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

みのくま

11
ヨーロッパ人が想定したがるヨーロッパの起源はギリシア・ローマ文明だが、本書はそれをはっきりと否定する。それらはあくまで地中海文明であり、ヨーロッパではない。著者は、ヨーロッパは漆黒の森と硬く冷たい石の文明が起源であり、時代を経る毎に森は切り拓かれ、石は信仰の対象から建材に転用されていくが、森と石の精神はヨーロッパ人の精神の根底に巣食っていると指摘する。本書は真面目な歴史著述というよりは、詩的で物語性を重視しており大変読みやすい。おそらくその意図は、人間の精神など歴史のソフトウェアの部分を描き出す為であろう2025/11/22

蕎麦

4
学術文庫にしては珍しい、散文調のヨーロッパ概略史。本文中にも「散文的な」「散文調の」といった形容が出てくることから、意識的にこのような文体で書いたのだろう。本村凌二先生にも通づる物があるかもしれない。内容は、200ページ強で古代~近代までを網羅しようとするのだから各時代の断片・エッセンスの記述にとどまるものであり、ある程度知識がある人でないと楽しめないのではないかと感じた。本の薄さを良いことに、ヨーロッパ史の入門編として読むのはおすすめできない。2024/09/11

Go Extreme

2
https://claude.ai/public/artifacts/bf1e67fc-ab22-4140-892f-ac6ec0ffcbd8 2025/06/10

Akihiko Ito

0
石器時代から啓蒙時代あたりまでの出来事を駆け足で説明しながら、ヨーロッパの文明がどのように現れ、変遷し、近現代に至ったかという話。 入門を謳うものの、主要な出来事の事前知識がないとよくわからないと思う。文章も独特。 こういう通史的な本を読むと、我々の生きる現代は長い年月の中での変化の結果であると同時に、変化の途上でもあるという当たり前のことを思い知らされる。2024/11/19

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