日本経済新聞出版<br> 複合インフレの罠 大規模金融緩和の誤算

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日本経済新聞出版
複合インフレの罠 大規模金融緩和の誤算

  • 著者名:水野温氏【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 日経BP(2024/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296119912

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内容説明

《円安は止まるのか? 金利のある世界が再来!》

しつこい物価高で国民は疲弊、資産価格の高騰で富裕層は潤う──。
持続困難な財政、低金利政策の継続が、問題をいっそう深刻にする。
本書は、中長期的視点から日本経済の課題と選択肢を提示するとともに、
金融政策の課題と今後の見通しをわかりやすく解説。
マイナス金利解除後の動向を見定めたい投資家、金融関係者必読!

■2013年4月、日本銀行は長らく続いたデフレ経済からの脱却を目指し、量的・質的金融緩和を導入した。黒田東彦日本銀行総裁(当時)は、大規模な金融緩和策によって2%の「物価安定の目標」を2年で実現すると表明。インフレ目標の導入により期待に働きかけ、デフレ脱却を目指した。
■日本がデフレと格闘する中、2020年には新型コロナウイルスの感染が世界的規模で流行(パンデミック)、その2年後にはロシアがウクライナへ侵攻した。経済の分断は深まり、欧米諸国を中心に激しいインフレに見舞われた。日銀は2024年3月、マイナス金利政策を解除したが、依然として緩和的な環境を維持。政府は歳出改革に手つかずのまま。その陰で経済の歪みは拡大、重要課題は置き去りにされている。
■本書は、人口動態やエネルギー政策、社会インフラなど日本が直面する困難を見据えつつ、粘着的な物価高の構造的な要因を説き、政策運営全般の矛盾を鋭く指摘。具体的な課題を提示するとともに、政府・日銀に決断を迫る。
■政策関係者や金融関係者のほか、今後の金利やドル円の動きなどを見定め、運用を検討したい投資家が読んでおきたい注目の一冊。

目次

プロローグ パンデミック、気候変動、国際紛争
第1章 粘っこいインフレは何をもたらすのか
第2章 パンデミックの後遺症
第3章 気候変動と国際紛争
第4章 国力低下を反映した円安
第5章 財政の持続可能性を脅かす「政策の割当て」
第6章 企業行動の変容をウォッチする日銀
第7章 中央銀行の憂鬱
エピローグ 日本社会の課題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

1
https://claude.ai/public/artifacts/eb175557-9149-432e-a420-10188530b47a 2025/06/22

スプライト

1
昨今のインフレに関する分析と、日銀の金融緩和についての論考。各省の内容がダブったり、一部内容は細かすぎて読んでて疲れる。おすすめできない。2024/04/14

のっち

0
コロナ、ロシアのウクライナ侵攻後のブロック経済化を前提とした中で、日本の財政政策に関する意見を述べている。 後半では日銀の大規模金融緩和政策の継続を批判している。 為替のコントロールは日銀の政策の範囲外だと主張する人もいるが、生活必需品を輸入品に依存する日本では主張が当てはまらないと感じる。その中で、大規模金融緩和を継続し続けたことはやはり良くはなかったと理解した。 格差を拡大し、新陳代謝のない産業構造を招いたため、当初の目論見通り2年間など期間限定的にするべきだっただろう。2024/10/26

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