集英社文庫<br> もろびとの空 三木城合戦記

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集英社文庫
もろびとの空 三木城合戦記

  • 著者名:天野純希【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 集英社(2024/04発売)
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  • ISBN:9784087446227

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内容説明

東播磨の大名、別所家の本城である三木城。当主の長治は織田信長に反旗を翻すも、織田勢を率いる羽柴秀吉に攻められ、村人を巻き込んだ過酷な籠城戦が始まる。飢えに苦しむ領民は、究極の選択へと追い込まれ……。米十俵のために握った薙刀で、家族を守るため、戦う覚悟を決める娘。「死に損ない」と罵られ、次こそ死のうと敵を斬り続ける武士。「女らしさ」の呪縛に悩みながら、女武者組の先頭に立って陣頭指揮を執る別所家の妻。華々しい合戦絵巻の裏側に存在した、名もなき人びとのひたむきな生の物語。

目次

第一章 加代の戦場
第二章 亡者の生還
第三章 愚者たちの戦
第四章 長治の悔恨
第五章 罪の在処は
第六章 餓鬼と修羅
第七章 深淵の彼方に
第八章 命、散りゆけど
終章 光射す丘

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さこちゃん

10
三木城の歴史は知っていたのに、なぜこの本を手にとったのかと、あまりの悲惨さに後悔しながら読んだ。しかし現実はこれ以上だったはずで、400年以上たったこの世界で起きていることも同じ。偏った思想の人が権力を待てば、苦しむのはいつも市民。またそんな弱者を顧みない人が権力を待てる社会の仕組みになっている。人類は学ばない。2024/03/26

あきのぶ

1
秀吉の戦はスカッと勝つのが少ないように思う。藤吉郎時代の、墨俣城とかは好きなんだがなぁ2024/04/09

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