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内容説明
見知らぬ街で事故に遭い、眠り続けるママに付き添う14歳の少女海笛は、謎めいた双子の少年と再会する。胸に想いつづけていた初恋の人と、大嫌いだったその弟――海笛のなかで止まっていた時間が静かに動き出した。 世界の終末「ラグナロク」をむかえるとき、海笛が知る哀しくも切ない初恋の真実とは……。 北欧神話をベースに描く圧巻のロマンス長編! カバー画・口絵:遠田志帆
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
68
ふわりとした曖昧さが綺麗だと思いました。海笛の運命の悲しさが胸を打ちます。9歳にして絶命しなければならないという辛さ。優しい薔と海笛を狙う響。2人の間で揺れる時間が心地よくもあり、美しくもありました。悲しみを秘めた物語だからこそでしょう。2019/01/27
ときわ
5
図書館の棚で見かけ、素敵な表紙だったので借りてきた。現代日本で北欧神話は現実離れしているけどするする読め、読んでいる間は楽しめた。これがどこかの新人賞での受賞作品だったら「すごいわこの人!これからが楽しみ」と思うところだ。でも名木田さんは大ベテラン。いろいろ不満だ。特にまとめの「終雪」と「MITEKIのノート」は要らない。ノートはあの形ではなく、誰が語っているか最後にならないとわからないような内容もぼかしたモノローグで数ページずつ本編の区切りごとに挟むと良いと思う。あれでは単なる内容の復習に過ぎない。2020/09/14
ekoeko
1
著者の名前を見てキャンディキャンディ!懐かしい!と手に取った1冊。北欧神話がベースになっている少女小説。14歳の海笛は、見知らぬ街で事故に遭い母が意識不明になってしまう。その街で意地悪で大嫌いな響と初恋の薔の双子の兄弟と再会する。一人二役なのがバレバレだったが人格がひきさかれるほどの葛藤が悲しい。「おまえの不幸はみんなおれが持っていく!ミテキはずっと幸せだ!」響の最後の言葉が海笛の生きる力になっているのだろう。コンソメスープを作る時に聞こえる声に想いが滲む。2019/05/02
まめもやし3
1
フワッととらえどころのない話。神話と現実とが入り交じり、何がなんだか。地球規模の危機が、回避されたらしい。2018/12/10
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