内容説明
新型コロナウイルスはどのようにして解明されたのか,なぜ基礎研究は重要なのか――
この記録こそが、未来をひらく扉だ。
新奇の研究集団を立ち上げ,走り続けた若い研究者たち。新型コロナウイルスを追った3年間をたどる。
目次
はじめに
序章 コロナ前夜
第1章 京都で緊急プロジェクト
第2章 研究コンソーシアム立ち上げへ
第3章 初期メンバーたち~合流の背景
第4章 新型コロナウイルスの人工合成
第5章 次々に現れる変異株
第6章 即断即決、瞬発力で前進
第7章 オミクロン株、出現する
第8章 オミクロンの亜株を追って
第9章 新たな一歩を踏み出す
あとがき
論文リスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aby
4
コロナ禍に遭遇したウイルス研究者たちの,スピード感ある論文発表のドキュメンタリー.分野が違うこともあるが「こういう研究の仕方をするのか,すげぇな」という感想.あとがきに「若い人たちに(略)『研究者を目指したい』とおもってもらうことだ」(p.181)とある.分野によって,いろいろだよ.2024/08/18
秤谷隼世
0
自分の団体のある種ロールモデルなので手に取る. スピード感とパッケージ化力が非常に強い組織だ.アカデミア畑にいる人からしたらすごいスピード感でプロジェクトを仕上げてる. ヨーロッパではここまでやらない.米国や日本の競争カルチャーをよく反映してる.見習うところが多かったのは、「全員のモチベーションが高い」という組織の特性.これは簡単にできることではない. 論文執筆がある種マイルストンというかゴール的に書かれてる側面があるので,アカデミア畑にいない方が読むと違和感あるかもしれない.2024/08/31
かつきち
0
ごめんなさい。面白くなかったです。 端的に言うと、ただの議事録ですよこれ。なんでこんな個性的な研究者達のエピソードや人間性にふれて深掘りしないのか。なんでずっと知り合いなのにしっくりこない微妙な距離の人に協働を求めて成功したエピソードとか、ちょっと盛ってもいいからエモく書けないのか。本書は科学書籍じゃないし、若い人に憧れて貰いたくて一般の人にこうしてコロナ禍を支えてくれていた研究者達がいたと知らしめたい本なんでしょう? 多くの若者の憧れに足る人達であることは伝わるんです。本当に。だからこそ勿体無い。2023/12/23
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