集英社単行本<br> 古本屋台

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集英社単行本
古本屋台

  • ISBN:9784087711370

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内容説明

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この漫画、渋い…渋すぎる!!

早く仕事を終えて、一杯ひっかけたい。あぁ、仕事帰りに酒を飲みながら大好きな古本と触れ合えたらどれだけ楽しいだろうか。でも、そんなの夢のまた夢…ではない。サラリーマンの願いを叶えてくれる屋台が、夜中になるとどこからともなく現れる。働きすぎの現代人にとってのオアシス――そう、それが「古本屋台」。
松本隆『風のくわるてつと』、李家正文『厠風土記』、海野十三『火星魔』など、古書好きにはたまらないチョイスの連続。本と酒を愛するひとりのサラリーマンもまた、古本屋台にどっぷり浸かっていく――。
文字通り、屋台で古本を売っているこの店は、オヤジが一人で切り盛りしている。珍本奇本が揃う、マニアにはたまらない店だ。

<古本屋台のルール>
1 白波お湯割り一杯100円。おひとり様一杯限り。おかわりNG
2 ヘベレケの客に酒は出さない
3 騒がしい客には帰ってもらう。ウチは飲み屋じゃない、本屋だ。
……ルールはとにかく、オヤジ次第だ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

128
久住さん原作のコミックで、前に読んだ「ビブリオ漫画文庫」に一部収められていて趣が異なるコミックに若干印象に残っていました。見開き2ページで一つの話があるのですが、時間がゆったりと進んでいるようなこの世界にはまり込んでしまいます。読み直したくなる本です。Q.B.B.が何かはぜひ読んで楽しんでください。2018/11/10

へくとぱすかる

92
古本の好きな人なら、即買いだろう。屋台の古本店。現実にはありえない商売だろうけど、読むうちに、本当にどこかにありそうな気になってくる。登場人物たちのキャラが見事に立っていて、主人公のサラリーマンの心理と、おやじさんの立ち振るまいもいい。こういうのを「渋い」と言うべきなんだろう。発売からまだ10日なのに、この本自体が古本っぽく見える! 凝った装丁。2018/04/16

keroppi

85
古本屋台、最高だな。白波のお湯割り飲みながら古本を読む。いいなぁ。またしばらくしたら、きっと寄りたくなってくるな。2018/11/18

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

73
古本にまつわる話を集めたアンソロジー『ビブリオ漫画文庫』(ちくま文庫)に一部掲載されていて知った漫画。このアンソロジーの中でも光っており、すぐに気に入ってしまった。さつま白波のお湯割りを1杯だけ100円で飲ませてくれる古本の屋台。稀覯本を扱っている渋い屋台である。主人公は表紙で空を見上げるヒゲの男だが、本好きな主人公の目を通して見る屋台とそのオヤジさんの良さ。渋いユーモアがある。常連客の一人「ギョラちゃん」はやはり荻原魚雷だろうか。主人公とその彼女(のちの夫人か?)の若き日を描いた猫漫画『アネコダ』併録。2018/06/02

kokada_jnet

69
今はなき『彷書月刊』に連載されてた渋すぎる古本2ページ連載漫画。あわせて収録の、雑誌『猫びより』に短期連載されていた猫好き女子漫画「アネコダ」も、連載時から好きだった。どちらの漫画にも、著者の地元である井の頭公園が登場。自分が井の頭公園の真ん前のマンションに住んでいて、知人を大勢よんで花見をしたことを思いだす。2020/12/05

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