内容説明
数十世紀もの年をへたワニは、故郷を捨ててナイルを下り、海に出て12本足のタコと恋仲になるのですが……。苦いユーモアに満ちた表題作ほか、奇想あふれる全4篇を収録。「二十世紀のラ=フォンテーヌ」ショヴォーが、最愛の息子ルノー君に語ったお話に自ら絵をつけた物語のシリーズ、第1弾! 収録作品は「ノコギリザメとトンカチザメの話」「メンドリとアヒルの話」「年をとったワニの話」「おとなしいカメの話」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちぐりん
33
小学生の頃に、あの実家の本棚にあるのを見つけて手に取った本。 年をとったワニの話、ノコギリザメとトンカチザメの話、メンドリとアヒルの話、おとなしいカメの話の計4つが収録されています。 どれもこれもナンセンスでシュール。オチや教訓があるのかないのかよくわからないけれど、強烈な印象を残してくれます。 なぜだかふと思い出したので、登録しておきます。まだ実家にあるのかなぁ。
moe
3
作者ショヴォー氏と息子ルノー君がした「お話ごっこ」の4篇。作者の三男ルノー君は虫垂炎にかかり、戦禍(第一次世界大戦)のなか他に外科医がおらず、医者でもあった作者自身が執刀して死なせてしまったとのこと。そういう背景のせいか、物語はシニカル。これは子どものための童話ではなく、世の中の不条理、皮肉をかみしめた大人のためのお話だと受け止めました。2010/10/22
kawasemi
1
小学校低学年頃、ハマりにハマって読んでいたの
きゆやすか
1
昔むかーーしに読んだ記憶があった本。なんだかこわ~い印象が残っていましたが、その通り!今読んでも怖い表題作。まだウチの子どもらには読ませられません・・・2011/07/28
Hoshi Takako
0
挿し絵に色はないのに、真っ赤なワニも真っ白な空を飛んでゆくコウノトリも、ありありと見える。これは子ども向けじゃない、大人向けだなぁと思うのは、どのお話にも恋愛があること。それともフランス🇫🇷の子どもの本はこんな感じなのー?2020/02/23
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