内容説明
今まであまりにも誤解され過ぎてきたヨーガ。本書ではそのヨーガの全貌と、健康法として知られるハタ・ヨーガの真髄を、カラー口絵8頁、二百数十点余りのイラストと図表を用い平易に解説しました。
著者は、在野のインド学研究の第一人者。長年にわたるインドでのフィールドワーク、サンスクリット語の研鑽、ヨーガ研究の成果を今回大著とも云うべき本書に結実させました。 インドの哲学・思想・文化を理解するうえでもよい入門書となるでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MICKE
6
読了したつもり。これはすごいな、ぜんぜんなにか思考体系が違うというか、しかし我々の文化の源流がインドに繋がっているというか、「ヨーガは、ニッタのヴリッティのニローダなのだ」全編こんな感じで進んでいく。壮大なる思想体系である。2022/08/22
あっきー
6
✴4 ヒンズー教(バラモン教)の神様が仏教に多く参加している事は知っていたが、田の神様をもてなす「あえのこと」や精霊流しがバラモン教にもあることや南無(ナム)阿弥陀仏と唱え手を合わせることがナマステと挨拶することと同じ意味だったこと、そしてブッダの最後の食事がキノコと納豆カレー?だったことなど面白い、540pと長かったが一般ピープルの自分にもやっとこだが理解できたし、初期仏教、般若心経、チベット密教、空海、座禅などヨーガ周辺の理解が深まる使える本だ2018/09/25
in medio tutissimus ibis.
6
今日インドから輸出されている所謂ラージャ・ヨーガはヒンズー教の哲学に基づいた二元論的なヨーガであるが、非バラモンに行されるハタ・ヨーガはタントラ仏教に源泉を持つ零元論である。タントラ仏教とは煩瑣な哲学的二元論を超克しタントラとヨーガによる生理学的な悟りを獲得しようとする立場であり、その思想の嚆矢となるのが『般若心経』である。云々。ヨーガの哲学と実践のみならず、古代のインド人の実際の立場を引き寄せた解説はかなり説得力があり、また納得しやすいものだった。また図説の名に恥じぬ大量の図像も理解の手助けとなった。2018/09/19
うちこ
2
神話学を踏まえつつヨーガを学びたい人は、必ずや手元においておいたほうがよいです。 教典や各派の思想のスタンスも細かく触れられています。歴史も含めて学ぶ際にはずせない、ムガル帝国前後のインドとヨーガのことも、ヨーガ主体のトピックで扱われているので読みやすいです。 項目としては密教系の事項が多いので、神秘系の話題が好きな人の大好物コンテンツがいっぱいですが、ちゃんとユーモアで散らしてある。 インドの神様の話が好きな人にもおすすめ。どうにもヘンテコなエピソードが素敵なイラストとともに、たくさん載っています。2016/02/28
坊主丸儲け
2
読みやすい。絵が好き。2013/06/25
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