PASH! ブックス<br> ヒロインに転生したとはしゃいでいたら、実は転生悪役令嬢が主役の世界だった【電子版特典付】

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PASH! ブックス
ヒロインに転生したとはしゃいでいたら、実は転生悪役令嬢が主役の世界だった【電子版特典付】

  • ISBN:9784391162110

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内容説明

※電子版は書き下ろしショートストーリー
『ネイティールの憂鬱』の特別付録つきです。

入学式当日、突如として前世の記憶が甦ったルネは、
自分が乙女ゲームのヒロインであることに気付く。

その事実に心を躍らせて学園に向かうと、
そこには攻略対象者たちがーー
悪役令嬢を守るように待ち構えていた。

「今後、我々には二度と近づくな! いいな?」

どうやらこの世界では悪役令嬢が主役で、
自分はただの当て馬らしい。

そんな虚しい状況の中、ルネは
精神科医を志す学園の三年生・フィルと出会う。

二人は裏庭限定のカウンセリングを通じ、
悩める患者と医者のような関係性から
しだいに仲を深めていくが……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わたー

20
★★★★☆面白かった。入学前日に前世の記憶を思い出し、所謂、乙女ゲー転生をしたことを理解した主人公。もしかして攻略対象たちからチヤホヤされてしまうのでは?とウキウキしながら登校したところ、初対面であるはずの攻略対象の一人、第一王子から一方的な絶縁宣言をされてしまう。実は彼を含む攻略対象たちは、転生者である悪役令嬢によって既に悲劇を回避していたのだった、と始まる物語。悪役令嬢モノのテンプレへのアンチテーゼのような作品で、悪役令嬢のやり直しのせいで割を食った側に寄り添って描かれている点が良かった。2024/04/12

しまふくろう

10
表紙が可愛くて購入。挿絵も可愛かった。 物語は乙女ゲームの主人公に転生した主人公が、悪役令嬢に陥れられちゃった話。悪役令嬢が悪意というか自分の地位を守るために王子と結託して主人公を陥れるという、ありそうであまり無かった展開が面白い。自分ではしょぼいと思っている治癒魔法が或る意味有用というのも良かった。 一冊できちんと話が終わっていて大変宜しい作品だった。2024/04/06

尚侍

7
ものすごく面白かった。この手の作品は悪役令嬢とかモブに転生するのがお約束ですが、そこでヒロインに転生しただけでなく「悪役令嬢が場を整えた後に記憶が戻る」という設定が良く、物語の展開も相まって非常に読ませる内容でした。既に悪役令嬢が破滅を回避した後の世の中であっても、視点を変えて描くことでここまで面白くなるのだというのに驚かされると共に、そうした作者の発想力には感服の思いでした。この手の作品を読み慣れた方々にこそ手に取ってもらいたい作品ですね。これは本当に面白い。強くおすすめ。2024/04/14

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