歴史文化ライブラリー 541<br> 古代氏族の系図を読み解く

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歴史文化ライブラリー 541
古代氏族の系図を読み解く

  • 著者名:鈴木正信
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 吉川弘文館(2024/03発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784642059411

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内容説明

古代氏族がいつから天皇家に仕え、どのようなつながりがあるのかを伝える系譜と、その内容を系線によって視覚的に表現した系図。成立期の原本の状態を今に伝える海部(あまべ)氏・因支(いなぎ)氏・紀(き)氏の系図から、政治的・社会的事由のもと行われた系譜の整備や系図の編纂を読み解き、古代氏族の成立・展開の過程を描き出す。各系図の写真・翻刻を掲載する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

80
系図というものは、先祖との繋がりを以て、自己の社会的優越を図るもの…。と、言う理解を六点は持っていた。此処では古代豪族によって書かれた代表的な系図を読み解き、古代豪族の成立と展開を明らかにしている。「婚姻で大族と繋がったんで、無理くり先祖と子孫という事にしました」とか、「出家したけど、実家がもっと名族だったらいいなあ、と、思いました」とか、現在残された系図にも様々な思惑が有るのだなと、少しく、重い思いに沈んでしまった。人の飾りたがる熱意は、聖俗古今を問わぬのだろうなあ。2022/04/01

onepei

3
歴史と見栄が伝わってくる2022/04/08

takao

1
ふむ2025/02/16

転天堂

0
古代氏族の系図の形成について、現存する中では最古級の3つの氏族の系図の成り立ちを分析、考察している。系図そのものの真偽を問うのではなく、系図自体がその氏族の政治的地位や根源を示したものであるからには、その氏族の政治的状況などに応じて、祖先が架上されたり他の氏族と共通祖先をもって結合されたり、系図自体が可塑的な存在であることを認識する、ということは大変重要な視点である。そのことが、古代王権や豪族の政治的関係を分析するのに役立つであろう。2023/10/25

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