内容説明
清少納言の人物像に迫る
新機軸の生き方エッセイ!
いかに生きて いかに死ぬ?
「枕草子」に学ぶこれからの人生
2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』で平安時代に注目が集まるなか、
紫式部のライバルとして名高い清少納言にもスポットライトが当たっている。
「私は紫式部より清少納言のほうが断然好き」と公言してはばからない著者が、
愛読書「枕草子」をわかりやすく解説しながら、「いとをかし」的前向きな生き方を、
現代を生きるシニア世代に提案する新しいタイプのエッセイ。
縮こまらず、何事も面白がりながら、しかし一人の個として意見を持ち
自立して生きていくことの大切さを説く、87歳渾身の書き下ろしエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えつ
9
清少納言の人物像に迫る新機軸の生き方エッセイ、とのこと。そして、初めましての下重暁子さんでした。87歳の方が書いたとは思えないような内容のエッセイだった。んーとね、『枕草子』をあまり詳しく知らないから、これを読むのは早まったかも!って思った。また出直したい。2024/04/28
都人
3
著者の清少納言と枕草子への「思い入れ」を綴る。私には「いとをかし」が多用されており余り面白いとは思えないが。2024/04/21
小倉あずき
2
同じタイミングで専門家である山本淳子の『枕草子のたくらみ』を読んでしまったため「『枕草子』好きで言葉に敏感な一般人のエッセイ」という印象に留まってしまった。残念。 清少納言はエッセイよりも言葉選びのセンスやリズム感が詩人のそれであるという指摘は長年話すことを生業にしてきた著者のキャリアからくる実感なのだろう。 元気なうちはいいけれど、気力体力が低下しても美意識だけは鋭いと生きるのが辛くなってくるだろうな…とへんな心配をしてしまった。2024/11/13
m
2
電子にて読了。これまで清少納言というとツンケンした冷たい人というイメージだったが、大河ドラマのファーストサマーウイカの好演でかなり印象が変わってきた。定子の高畑充希といいナイスな配役。枕草子の内容を著者の経験を交え解説する。「春はあけぼの」は白眉だが、近くて遠きものも秀逸である。令和の世だったらコピーライターとしてヒットを飛ばしていたかしら。エッセイストとして女性の羨望を集めていたかしら。「期待は自分にするものである。」2024/08/18
ekoeko
1
清少納言好きな著者のエッセイ。2024/03/24