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内容説明
身体を失った青年「ヨーテ」と雇われた怪力の少女「ドガ」。
貴族と庶民、ちぐはぐの二人は奇蹟の「海」を目指す――。
『BADDUCKS』『大好きな妻だった』の武田登竜門、商業初連載となる長編ファンタジー、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
12
陽光照りつける砂漠の街から、まだ見ぬ”海”へ。未知の世界に踏み出すことを期待させるこの表紙は、眺めているだけでなんだかワクワクさせてくれる。肌にまとわりつく閉塞感を脱ぎ捨て、そして人間に戻るためのこの旅は、きっと前途多難で想像以上に過酷かもしれない。ただ、街から出たことがない孤児と、領地の外に出たことがない領主のふたりにとっては、刺激と発見に満ちた”自由”に触れることのできる、意義のある旅になることは確かだろう。期限付きの旅の果てに何が待っているのか。想像力を膨らませながら予想し、そして読み進めたい。→→2024/03/28
碧海いお
6
機械の体になったヨーテと怪力のヒロインドカの生き返りの奇跡の魔法をめぐる物語。 読んだことがないのに不思議と懐かしさを感じました。ファンタジーといえばナーロッパになりつつあるのか砂ばかりの場所が新しさを感じる。2025/07/09
くろねこ文学
6
これは大好きな世界観ッ!! 貧民街、砂漠、怪物、ファンタジー。貧民街で刺されサイボーグになっちゃった貴族ヨーテと孤児の少女ドガが、海をめざして旅に出るお話。まだまだこれからだけど、いい感じに面白くなりそう。設定・絵柄と雰囲気バッチリのファンタジー世界。ヒロイン?のドガが、なんつーか肉体派っていうか、お腹ぷにぷに体型なんです。むっちりしてるんです‼で、妙に親しみが湧くのですっ(力説)今後の展開に期待だなー( ^ω^ )2024/03/21
suisei214
5
ここ最近この武田登竜門さんを作家買い また不思議な世界のお話 怪力の女のコと頭だけ生き残った青年の珍道中(?) ヨーテの兄が不穏過ぎる ドガが強くてお話に悲観はないのが救い2024/07/20
ネロ
5
この作者さんはBADDUCKSしか読んだことがなかったのですが、本屋で新刊を見つけてつい手にとってしまいました。身体を失った貴族ヨーテとその日暮らしの生活をする少女?ドガが手を組んで海を目指すというお話です。ヨーテの不憫さったらないですね!めちゃくちゃ面倒臭い機械の身体…世間知らずだし、お兄さまの存在も恐ろしかった。一方ドガのキャラクターも今まで見たことがないような、個性的でいてどこかにいそうな造形。美しも賢くもなくて、だけど逞しさが凄い。到底叶えられないようなお伽噺めいた望みの先には?2024/07/13