中公文庫<br> 陽炎の旗 続・武王の門

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中公文庫
陽炎の旗 続・武王の門

  • 著者名:北方謙三【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 中央公論新社(2024/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784122074934

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内容説明

南北合一前夜、男たちの宿運が火花を散らす!
ロマンあふれるもう一つの北方太平記

いまや並ぶ者なき力を手にした三代将軍・義満。しかし、海からやってきたある男の出現で、風雲急を告げる。男は、九州に大きな旗を打ち立てた征西将軍・懐良親王の血を継ぐ水師。さらに世を忍び剣で生きる足利直冬の一子が絡んだことから、三つ巴の宿運が時代のうねりを巻き起こすことに……。『武王の門』次世代による南北朝統一をめぐる壮大なドラマ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ボブ

3
足利尊氏、義詮時代に南朝側で九州を支配した懐良親王と菊池武光の話だった「武王の門」の続編。主人公は創作上の人物で、歴史の話を発展させたフィクションです。武王の門、北畠顕家の「破軍の星」、赤松円心の「悪党のすえ」等はかなり面白いが、、歴史小説といいながら架空の話なので、、、、2024/05/06

イコ

2
他の南北朝時代の小説と違い架空の人物が主人公なので毛色が違う、懐良親王の子供たちは菊池家と疎遠になって、足利家の血を引く主人公と縁が深まるなど意外性があった。前作で終わってても良かった気がする、何か消化不良感がある。2024/10/08

Jun Masuno

2
北方さんの南北朝作品を読む 尊氏の腹違いの子供が、どう生き、結末を迎えるのか ハラハラドキドキして読みました 最後、海外へはばたくのも良い結末だと思いました2024/07/25

ふっちゃん、男性60歳代(乱読書歴50年)→70歳になった。

2
武王の門の続編。南北朝と云う二つに分かれている日本に海から一人の漢が現れた。その男月王丸は、息子竜王丸を混乱の日本に自分の分身として派遣して、権力者足利義満の周辺で攪乱し騒動を起こす。もう一人義満が邪魔としている者に足利頼冬がいる。頼冬は何度も襲われているがただ剣の道を修めたいだけであった。     【4.0】2024/07/08

あいあい

1
『武王の門』の続編。なのだが、こちらは虚構の人物が主要登場人物で、ストーリーの大半は剣客小説の趣。剣客小説としては、円熟した大傑作「日向景一郎」シリーズを読んでしまっているし、『武王』と違い史実を下敷きにしていないせいか、骨太さに掛ける印象。それでも、終盤、月王丸の狙いが見えてきたところから、物語のスケールが大きくなり、歴史とかみ合い、「正史の裏で本当にそんなことがあったかも?」と思わせるあたりはさすが。戦場で頼冬が足利義満に挑むところ、痺れる。義満の人物造形もいい。2025/08/25

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