内容説明
世界で初めて明かされる老子書の驚くべき秘儀とは?中国雲南省の秘境には、隠されたその教え(聖なる性の秘儀)を継承し、生命の悦びに満ち溢れた人々の姿があった―。支配者が性の抑圧を強めることで、民衆は性意識を歪ませ、その代替となる様々な欲望へと引き寄せられてゆく。老子は、権力者が容易に民衆操作できる欲望社会、宇宙の法則を閉ざす意識の歪みにも警鐘を鳴らしていた!発祥の地・中国で出版の許可が下りなかった新発見「老子書」の全貌。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T坊主
2
著者の別の本と重複する箇所がある、訪問した村の事。1)性交なくして超時空間的な恍惚が起こり得る事、しかも尽きることなく無尽蔵にそれは起きると老子はそれを”常道”と表現し、表で道徳的道を説き、裏でこの事を分からせようとした。2)記憶を蘇らせるものは空間。空間にはすべての記憶が刻まれており、無限の深さがあるにもかかわらず、文明人はその扉を開くことなく表面の物理空間にしか接していない。2)意識の本質は恍惚。3)何かを手に入れようと思うこと自体が幸福から外れた生き方である証拠と。4)皆で舞う事により、空間が変わる2014/10/10
かずぴー
1
老子の秘儀に隠された意味の話。最初はあまりにも飛んでいてなんじゃこりゃとなりました、男性器とか女性器とか性とか。ですが、この秘密を知った外国での話の方が多かったので読めました。解釈はいくらでもできますね。文章に正解なし、だけど国語のテストにはある、不思議。2014/07/02
Coders
0
性=宇宙と解釈したのだがどうなんでしょう?2017/12/05