特権と不安 - グローバル資本主義と韓国の中間階層

個数:1
紙書籍版価格
¥2,860
  • 電子書籍
  • Reader

特権と不安 - グローバル資本主義と韓国の中間階層

  • 著者名:ハーゲン・クー/松井理恵
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 岩波書店(2024/03発売)
  • ポイント 26pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000616201

ファイル: /

内容説明

経済格差に裏打ちされた,消費を通じた身分競争,居住地の階層的な分離,そして熾烈な教育競争は次第に社会的・空間的・文化的次元の格差と排除のプロセスを駆動する.「没落する中産層」を尻目に台頭する特権中産層の実態から,韓国社会を飲み込むグローバル資本主義の宿痾を見つめる「社会学的ノンフィクション」.

目次

日本の読者のための序文
序論 中産層は消えるのか
1章 韓国における中産層の形成と崩壊
2章 不平等構造の変化
3章 特権中産層の登場
4章 江南スタイル階級の形成
5章 ブランド品,ウェルビーイング,階級の差別化
6章 教育階級闘争
7章 グローバル教育戦略
結論 特権と不安
あとがき
訳者あとがき

参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2025/05/04

お抹茶

1
韓国における階層格差の構造を文化面・教育面などから論じる。日本と似ている面もあるがもっと競争が激しい。開発主義イデオロギーで発展した経緯もあり,金持ちになることが切実な夢であり,中間階層は道徳的・文化的に優秀な価値があるという想定はなく,主に経済的尺度のみで階級的位置を判断する。江南に暮らすことは韓国社会における一種の階級的記号。ウェルビーイングブームが広がり,高級サービスを享受する洗練された生活様式を提供する産業になった。上流富裕層と一般中産層の差別化は消費分野で最も可視化され,教育競争も熾烈。2024/03/04

Go Extreme

1
中産層:危機・没落・消滅 客観的・主観的基準 経済的不平等→階級分裂・身分共創・階級差別化 ブルデュー・階級の差別化 中産層の形成と崩壊:ディスコースと社会契約としての中間層 準拠集団の変化 不平等構造の変化:正規・非正規雇用 大・中小企業  特権中産層の登場:新上流中間階層 能力主義エリート 上昇志向階級 不動産階級 ブランド・ウェルビーイング:容姿に対する執着 身体が階級間の差別化対象  教育階級闘争:教育熱 学閥社会 スペック闘争 教育による階級世襲 グローバル教育戦略:渡り鳥家族 特権と不安2024/01/31

プリン大魔神

0
非正規雇用が増えているのは日本特有の現象なのかと思ってたが、韓国でも同様の流れがあったと知ってて驚いた。しかも韓国の労働法改正は1998年、日本の派遣解禁2004年よりも早かった。小泉政権がなんであんなこと思いついたんだろうと思っていたが韓国から倣ったんだろうか? 江南スタイルのことがちょっとわかったのと、悪くない暮らしをしていても、SNSでキラキラしたものを見続けると渇望感が増える現象について学術的に解説してもらって面白かった。2024/06/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21685078
  • ご注意事項

最近チェックした商品