ハヤカワ文庫JA<br> スター・シェイカー

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ハヤカワ文庫JA
スター・シェイカー

  • 著者名:人間六度【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 特価 ¥605(本体¥550)
  • 早川書房(2024/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150315689

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内容説明

人類がテレポートに目覚めた未来。赤川勇虎は少女ナクサと逃亡中に驚異的な能力に目覚める。緊迫のハイパーインフレ瞬間移動SF

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芳樹

37
人類がテレポート能力を持ったことで激変した未来の地球を舞台にしたSFであり、ボーイ・ミーツ・ガール的な恋愛物語でもある作品でした。『テレポート』が如何なる原理でどのような現象が起こるのかをしっかり定義したことによって、テレポートだけでここまでやれるのかと、「テレポート=瞬間移動」という古典的な固定観念を覆させられた感じがします。作品全体としては様々な要素がこれでもかと詰め込まれており荒削りな感じは否めないものの、素粒子レベルから宇宙規模まで語られるスケールの大きな作品で、その面白さを堪能させて頂きました。2024/04/02

よっち

33
人類がテレポート能力に目覚めた近未来。不慮の事故がトラウマとなり能力を失った赤川勇虎が、違法テレポートによる麻薬密売組織から逃亡した少女ナクサと運命的な出会いを果たす物語。ふとしたきっかけから出会ったナクサにうっかり関わってしまったことで、その逃亡生活に巻き込まれてゆく勇虎。失われた地に住むロードピープルの助けを借りて、敵の襲撃に対応しながら組織の拠点に向かう展開でしたけど、そこで明らかになってゆく壮大な計画、苦悩しながらも勇虎が立ち向かう展開は粗削りながらもスケールの大きさを感じさせてくれる物語でした。2024/03/21

shikada

13
人間が自由自在にテレポートできるようになった近未来を描くSF小説。テレポート普及当初に、テレポート先にいた人に"翔突"してしまう事故が多発したり、自動車が無用の長物になって高速道路が遺棄されたり、"テレポータリゼーション"以前のかつての時代を「線動文明」と呼んだり…といったディティールの部分がおもしろい!自分は遠い未来のSFを読むと設定を飲み込むのに苦労するけど、近未来の日本を描いた作品なら情景を想像しやすいことに気づけた2024/09/16

結城綾

10
第九回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。前評判通り、確かに文章力及び背景描写は粗雑なものであった。だが、アイデアや世界観、キャラクター性には光るモノがある。特に、後半部分は加速度的に読み進めてしまうほどの勢いがあった。独創性が見受けられる為、他作も期待したいところだ。2024/11/19

にぃと

10
テレポートか当たり前になった世界が舞台。「テレポータリゼーション」社会というワードがもう好き。ひょんなことから出会った少女を狙う悪の組織と対決する、というのはわかりやすいし、襲いくるテレポーターたちとの対決もそれぞれ個性的で面白かったし、それだけでなく予想外のところもあって驚きだった。テレポートに関するものだけでなく仏教系のワードもあり、難しいところもありながらも読み応えのある作品だった。2024/04/07

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