創元推理文庫<br> 隠し子騒動

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創元推理文庫
隠し子騒動

  • 著者名:廣嶋玲子【著】
  • 価格 ¥809(本体¥736)
  • 東京創元社(2024/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488565169

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内容説明

「おとっつぁん! 会いたかった!」おまきと名乗る少女は久蔵に飛びついてそう叫んだ。目に入れても痛くない双子の愛娘の目の前での出来事に呆然とする久蔵。だがよくよく話を聞いてみると、母親はかつて一緒に暮らしたことがある芸者。ゆえあってのこととはいえ、まったく身に覚えがないわけでもない。それでも娘として迎え入れることはできないと、いったんはおまきを帰したが……。久蔵の隠し子騒動に端を発した事態は、千吉や玉雪、果ては大妖たちまで巻きこむ大事に発展する。好調、お江戸妖怪ファンタジイ〈妖怪の子、育てます〉第4弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はにこ

60
今回は不穏な巻だったな。久蔵の家に入り込もうとしたむすめ。それには黒幕がいるみたい。双子は助かったけど、そのせいで妖怪も人も死んだ。妖怪を利用しようとしている黒幕は誰なの?最後の十郎の行動もめちゃめちゃ気になる。誰かに操られているの?大妖たちは力なき妖怪を守れるのかな。次巻が待ち遠しい。2024/06/27

Nyah

42
なんと久蔵に隠し子疑惑。久蔵の娘と主張するおまきが、久蔵と初音の家に現れた。初音は天音と銀音を連れ実家に帰り、久蔵は弥助と千吉の家に転がり込んだ。千吉が病気になって兄に構われたいとの願い、黒守と椒御前の養女となったまひる。隠し子騒動は、妖を操る黒幕の存在を現し、大妖四人の力を合わせた結晶と十郎の行方は? 何だか事件の匂いがしてきましたよー。弥助は、もてますね。2024/09/21

ぽろん

34
久しぶりの妖怪の子シリーズ。久蔵、いい奴だなあと隠し子騒動の余韻に浸っていたら、ラストが、え〜!どういう事?!何とも不穏。早く次巻読みたいです!2024/08/29

よっしー

25
病弱な子ばかりを親が気にかけ、元気な子が寂しい思いをしているという話は良く聞きます。好きで病弱な訳でない、親も差別したい訳では無いけれど、幼心に傷付いているんだろうなと思いました。平等って難しいな…。黒守夫婦のお話は良かったですが…ここまですれ違う前に話をしてくれと言いたくなる展開でした。サブタイトルでもある隠し子のお話は、仕方ないとは言えやや消化不良な展開です。事件の大元はまだまだ解決してない上に、十郎がまさかの行動に…。続きがめっちゃ気になります。2025/07/29

21
久蔵さんの株が急上昇ですよ(^_-)-☆そして不穏な終わり方、早く次作を読ませてください。2024/10/28

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